2007★海印寺

◆海印寺での44時間☆その12

早朝3時半からの礼仏が終わると、また朝食の時間です。

 

前夜みんなで作った白玉団子が冬至の「小豆粥」となって登場しました

 

 


白いご飯を少~しだけのっけてあるのは、キムチと一緒にいただきたかったから^^

 


 

 

お馴染みの芋類の天ぷらに、今朝はサツマイモの素揚げが加わりました

ナムルが2種にキムチチゲ。

蒸したてのお餅(시루떡)もあります。


 

 

このナムルの名前が分からない。

部屋に帰ってからハルモニたちに尋ねても、

「あの香りのきついのは스님(僧侶)たちは口にしない物だ」というだけで、

誰も名前を知らなかった^^;

 

海草にいたっては、

「日本にだって海があるんだから、あんなもんぐらいあるだろ」^^

 

↑右側のは海草で磯の香りが強烈

手前左側のはシャンツァイのような香り、

というかシャンツァイに間違いないと思うのだけど、

決め手がイマイチ。

 

 

 


 

 

 



 

 

 

本日も晴天なり。いや曇天なり^^;

 


 

境内は参拝の人も増えて、少し活気を帯びてきました。

この前日から学校が冬休みということで

子ども連れの家族もやってきました。

 

 


 

そろそろ、ここを離れなければならない私。

使っていたお布団一式をこのご家族に譲る。

 

赤いズボンの女の子がはにかみながら

手渡してくれたキムパプ(海苔巻き)。

 


 

 

そして、またお昼^^

 

 


お昼の食堂は人でごった返していました。

テンプルステイの人ばかりではなく、一般の参拝客も大勢詰め掛けています。

 


朝と違うのは、小豆粥のそばにお砂糖とお塩が用意されていたこと。

お砂糖をほんの少しかけてみました。

 

これが海印寺での食べ納めです。

 

ごちそうさまでした。

 

-------------------------------------------------------

 

 

海印寺のHPにはテンプルステイについて

以下のように書かれています。


 

지쳐버린 심신을 달래고 마음의 휴식을 찾으시는 분들

(疲れ果てた心身の癒し、心の休息をお望みの方々へ)

 

해인사가 삶의 활력을 드립니다

(海印寺が生の活力をプレゼント!)

 

지친 마음을 달래고 심신을 놓아버리며 ,특별한 프로그램이나 안내자가 없이

해인사의 전통적인 자기관리시스탬에 물 흐르듯 순응하며 부담없이 편안하게

산사의 문화와  자연의 정취를 만끽하며 머물다 가실 것을 권유합니다

 

(海印寺にはテンプルステイの特別なプログラムもなければ案内人もおりません。

海印寺の伝統的な自己管理システム楽な気持ちで身を委ね、

山寺の文化と自然の情趣を満喫されることをお勧めいたします)

 

と、あるように海印寺にはテンプルステイのためのプログラムは用意されていません。

お寺によっては特別なプログラムが用意されているところもあります。

というより、用意されているケースが一般的なようです。

 

 

予定の行動ではなく、いくつかの偶然が重なって

飛び込み的に体験したテンプルステイでした。

単に食事付きの宿として利用することも可能なわけですが、

山寺の修行生活(の一部)にとっぷりと漬かったせいで、

有意義な44時間となりました。

お世話になった菩薩様たちに感謝です。

 

形あるものは何も残りません。

あっ!ヌビの修行着が残りました^^

暖かくて着易くて、部屋着として重宝しておりまする)

何が残るかはその人の心構え次第ということに尽きるでしょうか。

 

 

-----続く-----

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その11

冬至の小豆粥のための새알심(白玉団子)を全部作り終えると、

いつもの配膳台にねぎらいの夜食が運ばれてきました。

「お疲れさまでした」などの言葉はなく、やはり無言のうちに事は進められます。

蒸したじゃがいも&さつまいも

どんどん手が伸びます。うかうかしてるとなくなっちゃいそう^^

蒸しパンに식혜(シッケ:デザートに供される甘酒風飲み物)

みかんにジュース類

夕食からそれほど時間が経っていませんから、

まだお腹いっぱいの状態です。

が、しかし。

オヤツは別腹^^

식혜(シッケ)を紙コップ半分ほどその場でいただき、

さつまいもと蒸しパンを一個ずつお部屋に持ち帰りました。

その後、お部屋では9時の消灯までこんな風でした

「日本にも고구마(さつまいも)ってあるの?」なんて質問を受けたりして^^
この日、雑魚寝の仲間に加わった方の中に、昔大阪に住んでいたという方や
高野山に行ったことがあるよという方がいました。
ここでは、お互い名前ではなく、
「보살님!!(菩薩様)」と呼び合います。
その方の住んでいる地名を頭に付けて、
たとえば大邱(テグ)から来た人なら「大邱보살님」というふうに。
晋州보살님や星州보살님など、ほとんど慶尚道の方々なのですが、
ソウル보살님が一人だけ。
そして私は일본보살님(日本の菩薩様)^^
何だかすごい呼称ですね(笑)

ところで、さつまいもはねっとりと甘く、

黄色い蒸しパンはかぼちゃ餡で大変美味しゅうございました。

やっぱりほっかほかのうちに食べなきゃネと

就寝前なのにしっかりいただいてしまいました。

このほかに、どなたかが袋にどっちゃり入れてもらってきたみかんも

おすそ分けにあずかりました^^;

보살님!(菩薩様)たちは、ここで何か行事があるごとに顔を合わせる仲のようです。

久しぶりの再会に話が尽きることのない様子。

女3人寄れば何とやらといいますが、消灯後も続く、続くangryweepangryweep

「この貼紙が目に入らぬかっ!」と怒鳴りたい気分^^;

本来このお部屋も無言の場なのですね。

豪快なイビキ(複数の)と、数人の大きな話し声に、

「もう限界angry」と思ったのは私だけではないらしく、

一人の勇気ある方の発言

「申し訳ありませんが、もう少し小さな声でお願いします」

何しろ相手が高齢の方ですから、言葉を選んでの発言だったと思います。

「お話を止めてください」ではなく、「お声を小さく」。

一瞬ひそひそ話になりました。ほんの一瞬だけネshock

すぐまた元に戻り…weep

初日の夜もこうでした^^;

この日ほどひどくはなかったのですが…

もうこの日は眠ることを完全に放棄せざるを得ませんでしたweepcryingweepcrying

午前零時の部屋の窓

眠れないまま身体を横たえていましたが、

2時になると、ある方が

「誰も寝てないみたいだから、いっそのこと電気点けちゃいますよぉ~」と

ぽちっとスイッチをflair

これもまた無謀です

見渡すと眠ってる人は眠ってます。

なのに電気は点けたまま。

洗顔、身支度を済ませ、残った時間は読書。

早朝3時半からの礼仏は、

冬至の日ということで前日に比べ参加者がぐんと増えています。

ハルモニ・アジュンマばかりではなく、男性の方も目に付きます。

そういえば同じお部屋に10代と思しき若い女性も数人来てたっけ。

-----続く-----

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その10

冬至を翌日に控えた12月21日(金)の夕方です。

 

さらに一泊したい旨、伝えにいくと、「연장하시겠습니까 ?」(延長なさいますか?)と確認され、

前日記入したノートの「1」を棒線で消し、「2」と書き加え、1泊分の2万ウォンを支払う。

そうそう「무슨 불편한 점이 없으십니까?」と訊かれました。

「何かご不便な(お困りな)ことはございませんか?」という意味ですが、

不便なことは承知の上でのテンプルステイですからネ。

「네 없습니다」(ええ、ありません)と答えて、手続きらしいことは完了。

 

実は「すご~くお困りのこと」あったんですけどネ^^;

 

さて5時10分の夕食です。

 


 

メニューは

黒米のごはんと白米のごはん、キムチチゲ。

ブロッコリーのナムル、大根葉(干葉)のナムル、天ぷらに白菜キムチ

 

天ぷらは前日の夕食に出たのと同じもの。

じゃがいも、それに何度食べても結局どちらか不明な里芋or長いも^^

この2種類が混ぜこぜになって配膳台にのっていたため、

最初に口にしたのがじゃがいもの人は

「これはじゃがいもの天ぷらだ」と言い、またある人は「里芋だ」と言い張っていた理由。

 

いずれにしても、このシンプルな天ぷらが気に入り

さっそく我が家のメニューに採り入れました。

長芋の天ぷらを塩であっさりいただく、美味ですよ。

 

 


 

 

この夜、雑魚寝の仲間に加わった方の中に、

明紬の손누비(絹地の綿入れに手縫いで刺し子をしたもの)の

上着を着た方がいらして、とても目を引きました。

 

 


 

 

 


 

 

大分着古されたものと見え、袖口が擦り切れていましたが

「腐っても鯛」ならぬ「腐っても絹」。

 

周囲の私達が全員、木綿のヌビ、

しかも手縫いではなくミシン縫いですから、

この淡いグレーの絹はひときわ輝きを放っていたのでありました。


 

 

夕食後、6時から食堂に集まって새알심(白玉団子)を作るなり~という

お触れが回ってきました。

喜んで参加です♪

冬至の「팥죽(小豆粥)」に入れる白玉団子作りです。


 


 

 

あらかじめ水を加えてざっと捏ねたものが、

ダンボール箱から取り出され、ドンと置かれます。

 

それをコネコネしてなめらかにすると

わんこ蕎麦よろしく、またドンと追加。


 

 

 


 

大勢での作業ですから、どんどん捗ります。


 

스님(僧侶)たちも、一緒です。

このときばかりは、おしゃべりもご法度ではありませんでした。

 

いつもなら夕方の礼仏の時間が、この作業に充てられていますから

この日は5時55分からの礼仏はなし。

 


 

私が平べったく作って、「日本ではこんなふうに作るんですよ」と見せたあと、

丸めなおそうとしたら、「そのまま入れときなさいよ^^」というので、

日本式が何個か紛れ込んでます。どなたの口に入ったことでしょうか?

 

 



 

 

-----続く-----

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その9

2日めの午後の境内、「八万大蔵経」を観たあとも、しばしぶらぶら。

季節的なこともあって、一般観光客は少なめの様子。

それでも観光バスで来たらしい、日本人のグループとすれ違ったりもする。

 

 


 

冬枯れの山の景色もなかなか味わいがあっていい。

枯れ木に想像で花を咲かせるのは自由だし。

新緑にしてみたり、紅葉に彩ってみたり。

 

 



 

 

 


 

 

 

 

 



 

 

 


 

 

は泊めていただいた建物。

1階部分のオレンジ色の柱が入り口の目印です。

 

 

 


2階部分の重厚・荘厳さとはちょっと違い、POPな雰囲気。

 

 


 



 

 

 


 

 

 


 

 

さて、午後の散策を終えて大部屋に戻ると、

翌日が冬至ということで

さらに人口密度が高くなっていたのでした。

 


  

 

 

 


-----続く-----

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その8

海印寺(해인사)は、韓国三宝寺刹

(仏宝の通渡寺・僧宝の松広寺・法宝の海印寺)の一つとして名を馳せています。

 

世界文化遺産に指定されている「八万大蔵経」が収められていることでつとに有名。

これが法宝の寺と呼ばれる所以でもあります。

 

 


『世界文化遺産 海印寺 高麗大蔵経 板殿』
 
 
行きは、ちょうどこの↑この前でタクシーを降りました。
そのときは、石碑が目に入りませんでした^^;
 
最初の関門、「伽倻山 海印寺」と書かれた「一柱門」に気を取られ
そのまま階段へと急いでしまいましたから。

 

 

 


 

階段に継ぐ階段、大寂光殿前の広場に着く頃には息が切れます^^;

 

802年の創建と伝えられているこのお寺ですが、度重なる火災で焼失し

当初から残るものは極めて少ないそうな。

 

↓の石塔は創建当時からの数少ない物のひとつ。

 


 

 

 

 

 


境内にある水飲み場、山の清水を引いているのでしょうか。

ハルモニたちがここのお水は美味しいよと強調するので、

お寺に滞在中、ペットボトルに汲んで飲用にしていました。

オンドルの床に置くとお湯になるので要注意でしたが^^;

 

 

 


 

滞在中は幸い穏やかなお天気にめぐまれましたが、

境内ではあちらこちら凍結しています。

 

 


 

 

池も表面は氷が張っていましたし、

流れおちる滝のようなところもこんなふうにツララ状

 

 

 
こんな境内を数時間ウロウロしても寒くないのは
無風状態だったから?
それとも、オンドルで身体が芯から温まっていたせい?

 

 

 
 
そもそも「海印寺」へは
「八万大蔵経」と
それを保管している建物に興味があって向かったのでした。
 
経が彫られた版木です↓

 


 

 

一見、なんの変哲もない建物に見えますが、

この構造には、版木保存のためのすばらしい秘密が隠されているのです。

素人目には通風がよすぎるんじゃないか?とか、

雨が吹き込むのでは?と心配になってしまいますが、

現在のハイテクを駆使しても、この装置には勝てないと、以前日本のTVだったか

韓国のTVだったか忘れましたが、その取り組みを放映していたのを観た記憶があります。


「八万大蔵経」と言われますが、正確には81,258枚の版木の両面に経文が刻まれ、

総文字数は52,382,960だそうな。

(冊数にすると6,802冊、1,511種のお経。釈迦の教えが完全な形で残された貴重なもの)

そして、気になる木の種類は、山桜、ヤマナシの木、白樺など10余種が使われているそうです。

 

「八万大蔵経」に関する詳細は海印寺のHPをどうぞ!

日本語のページはこちら

 

 

 

形あるもの、いつかは無くなります。

 

出来る限りがんばって守り抜くぞ!の決意のような赤い消火栓がぽつんと。

 

 

 

-----続く-----

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その7

早朝3時半からの礼仏が終わって、まだ暗い中を部屋に戻ると、

壁の掛け時計の針はすでに5時半を指していました。

 

朝食まで一眠りできるかな?なんていうのは甘い考えでした^^;

6時10分、朝食です。


「おっ!松の実粥だっ!」と、口に含むと「ピーナッツ粥」でした。

お味噌汁は具沢山、じゃがいも、ズッキーニ、豆腐、えのきだけ、しめじ等々。

白菜キムチに깻잎찜(エゴマの葉の蒸し物)、なすのナムル、サラダ(りんご・セロリ・人参)

 精進料理にマヨネーズは意外でしたが…

好物の数々、大満足の朝食でした。


①②③の選択で激しく迷った結果、

②このまま海印寺に留まり、22日(土)にソウルへ帰る に決定 

①③は「また、そのうち」がある。

②が「また」の可能性がいちばん低そうだ。

何よりも一晩だけの滞在では物足りないし、もう少し修行の真似事もしたい。

あの大部屋の構成メンバーもなかなか面白いし。

 

 

そうと気持ちが決まったら、たまった疲れがどっと出たように睡魔が襲ってきた。

いやただ単に朝食の食べすぎかもしれない^^;

 

10時の礼仏までひと眠りすることにしよう。

遠慮は無用。

ここでは、いつでも誰かが寝ていますから

 

 


 

 

 


 

 

 


 

ここでの最初の礼仏のとき、妙に耳に残るお経があった。

意味は分からないながら、メロディーがネ^^

 

この日の10時の礼仏で、その経文を目で追いながら、

口ずさむ(?だから歌じゃないって^^;)ことが出来た。

皆さん、経本など見ずに唱えながら五体投地での礼拝を繰り返すのだから、

凄いことだと思っていたのでしたが、短いお経のリフレイン。

 

『옴 아무카 바이로차나 마하무드라

마니파드마 즈바라 프라바릍타야 홈』(108번)

 

これを煩悩の数といわれる108回繰り返していたのですね。

イヤでも耳に残るはずです^^

 

 

朝10時の礼仏を終えてお堂を出ると、

目の前に一足先に別の出口から出た僧侶たちの姿が…

 

それまでは暗い中での礼仏だったので、外でのこの姿を見られませんでした。

 

 


 

 

 


 

 

 


↑蓮の花は造花です

 

 

 

 


 

境内に1箇所あるトイレ(お寺では解憂所해우소と呼ばれるそうな)の写真、

撮り忘れたと思っていたのですが、写ってました、貴重な一枚↑

 

正面突き当りの平屋の建物がそれです。

 

 

 


 

そのあと、急な階段を降りているとき、下から昇ってきた人が

すれ違いざまに

大きな声で「こんばんは~!」と声を掛けるじゃありませんか?

 

これから昼食だっていうのに「こんばんは~?」^^

昨夕、タクシー相乗りした若者でした。

このときも太ももの筋肉痛で、自分の足元しか見る余裕がありませんでした。

階段はこの通り、手すりも何もありませんから。

 

 

 

 

 

さて昼食は…


朝食のお粥がご飯に変わっただけで、副菜とお汁は同じメニュー。

でも好物ばかりなので文句なし。

なすのナムルは大盛りに。

깻잎찜(エゴマの葉の蒸し物)はお替りを。

 


ごちそうさまでした♪


17時10分の夕食までは自由な時間。
境内の散策をするとしませうrun

 

 

-----続く-----


海印寺

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その6

夕方の礼仏の途中、上着のポケットの中で携帯がぶるぶる言っているのに気づいていましたが、

そのまま忘れてしまっていました。

大寂光殿(대적광전)での礼仏が終わると、次は毘盧(비로)殿に場所を移して礼仏。

終わって大部屋に戻るとちょうど夜の8時。

ポケットでまたぶるぶるmobilephone。今度はメールです。

「そうだ!さっきもどっかから掛かってきてたんだった」と思い出し、確認。

密陽の知人からでした。

 

今回レンタルしたmobilephone、初めてのスライド式でした。

電話番号を押すと羽ペンが出てきて、すらすらとオシャレな字体の数字を描いていく。

なんて可愛いの!これnote 連れて帰りたくなっちゃうわ~^^

 

ところで、密陽に電話をすると
開口一番
「どうして電話に出てくれないんですか?
お寺にでもいるんですか?」
 
向こうはほんの冗談のつもりだったでしょうが、こちらはホントにお寺にいるんです(笑)
 
海印寺でテンプルスティしていることを告げると
「それは良いことをしてらっしゃいますね」と。
 
この方は在家ですが、仏門に入られた方なので話は早いです。
 
(この方との出会いは2006年6月密陽にて
 
 
今回ソウルに着いた翌日に、日本から持ってきたお土産を郵便局から送っていました。
 


 

ダンボール箱をもらって荷物を詰め、伝票に住所を書こうとして名刺を取り出したら、

名刺には電話番号だけで住所がない。あれ~~っhappy02

そこで電話をして住所を教えていただき、

そのときに21日(金)にお目に掛かる約束をしていたのでした。

 

が、急用が出来て明日は都合が悪くなったとのこと。

「そういうご事情でしたらやむを得ないですね。機会があったらまたお会いしましょう」と

電話を切って、周囲のハルモニたちに明日の約束がなくなったことを告げると皆さん拍手

 

なぜかと言うと、到着したとき「ここにいつまでいるの?」と訊かれ、

明日の午前中にはここを出発して密陽に向かう予定だと話すと、

「もう1泊したら22日は冬至だし、せっかくだからここで팥죽(小豆粥)を食べてから

帰ればいいのに」と口々に勧められていたのです。

 

「もう一泊するんでしょ!」

「明日までちょっと考えてみます」

 

①か②か?はたまた③か?…激しく迷う私なのでした^^

 

①知人には会えなくても、

以前訪れたとき、たまたま火曜日で休館だった密陽・表忠寺の「博物館」を観て、

その翌日には釜山でここを観て→ソウル。

②このまま海印寺に留まり、22日(土)にソウルへ帰る

③せっかくの機会なので密陽でも釜山でもない、

まだ行ったことのないところへふらりと出掛ける。

 

 

さてシャワーを浴び、少しだけ本を読むと、あっという間に消灯時間の9時です。

身体を横たえたものの、オンドルの床が熱いcryingsun暑いcryingsun熱いcrying

暑苦しいのと、①②③で揺れ動き、明日の行動がなかなか決心できないのとで

寝付くことができない。

 

そうこうしているうちに、いつしか眠りに落ちたようです。

がやがや、ざわざわで目が覚め、もう3時か?と、枕元のmobilephoneを見ると2時半。

起きる人は起き出し、寝てる人はまだグーグーの状態。

2時40分にセットしていたアラームを止めて、洗顔のためシャワー室へ。

そうだ、「その前にトイレへ行っておこう!」と

洗面道具を釘に引っ掛けて、また外へ出る。

 

 

太ももの筋肉痛で階段がつらい^^;

トントントンと両足交互に昇れずに、

一段昇っては両足を揃え、また一段昇っては両足を揃え、情けない格好だweep

 

夜中2時半過ぎのお寺の境内を50メートルほど歩いてトイレへ。

トイレを出て、数歩歩いたところで目にした不思議な光景happy02

 

 

 

目の前で黒い影がすーーっと動いたような気がしたのです。

 

 

 

ちょうどこんな感じに。

 

 

 
目を凝らしてみると、その影の正体は…こげ茶色の上下を着た修行僧たちの行列でした。
ざっと十数人がきっちりと一定の間隔を保ちながら無言のまま足音も立てずに行進してくる。
 
 
ちょうど私の行く手をさえぎる格好、
その場に立ち止まって合掌したまま、その隊列をやり過ごし
歩き出してから振り返ってみると、
その行列は何のことはない、男子トイレに吸い込まれていったのでした。
 
あゝびっくりした
 
それにしても修行僧の方たちはトイレも集団行動なんですね。
 
洗面も着替えも済ませて3時。
3時半の礼仏を待つばかり。
 
お隣に寝ていたアジュンマは、ガバっと起きたかと思ったら
「도저히 안되겠다 통과 !!」
(こりゃもう ダメぽ パ~ス!!)
 
と力強く宣言して、また寝ちゃいました^^
 
そっか~、パスもありなのネ^^
 
そうそう寝る前に、部屋の中のいちばん若そうな女性(推定20代後半から30代前半)に
「この人(私のこと)初めてだから連れてってあげて」と言い残して^^
 
そのとき3時10分。
 
その若い女性「あと4、5分で洗顔と着替えを済ませて!」と、きつい口調。
「もうスタンバイOKなんだけど、3時半からじゃないの?」とのんびり訊くと
「스님(僧侶)たちが着席されてからじゃ入りにくい雰囲気だから」
「なるほどネ、じゃすぐ行きましょ!」
 
 
一日の始まり、早朝のお勤めがいちばん重要らしい。
 



まだ誰もいない早朝の大寂光殿(대적광전)に入り、

僧侶たちの入室、着席、居住まいを正すところなど

しっかり観察できて、連れてきてくれた彼女に感謝<(_ _)>

(まあ観察する場ではないのだけれど^^;)

 

 

経典も、最初は何ページから始まって、次は何ページと前もってページの端を折って

分かりやすいようにしてくれ、動作は私のあとをついて真似をすればいいからと

礼仏が始まる前にてきぱきと指示してくれて頼もしい。

 

礼仏が終わり外に出る。

境内に一箇所、飲み物の自販機があるのだそう。

そこへ行こうと言うので、まだ暗い中、後に従う。

 

温かいミルクをご馳走してもらう。

お砂糖入りの甘い、

全身に染み渡るような夜明けのミルク。

ハルモニたちとはまた違う、年若い彼女の親切を忘れないだろう。

 

-----続く-----

 



| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その5

初めてのテンプルステイ。

分からないことは質問して教えていただき、

あとは「見よう見まね」「前ならえ」「右ならえ」「左ならえ」で、

事は進んでいきます。

 

夕食を終えて部屋に戻り、とりあえず、足を投げ出して座ると、

オンドルの床が熱くてやけどしそうです。

 

 


 

手前の布団は私が使わせていただいたもの。

床に直接座ると、ものすごく熱いので、

座るときは常にこの布団の上でした^^;

シーツとかカバーの類いはありません。

 

何かとお世話を焼いてくださったアジュモニが、布団を2枚出してくれました。

「どっちが敷布団でどっちが掛け布団ですか?」と尋ねると「どれも同じだ~」と^^。

同じに見えたので訊いてみたんですが、やっぱり^^;

 

その掛け布団っぽい布団を二つ折にして2枚重ね、

つまり4枚になった上に身体を横たえても

私には熱すぎる^^;。身体が煮えてしまいそうでコワいcoldsweats02

 

それはそうと、食後は歯みがきです。

 

シャワー室の偵察も兼ねて、向かいのコンテナのような四角い建物に向かいます。

洗面&シャワー室は靴を履いて、ほんの数メートルのところですが、

トイレは20段ほどの急階段を登って、それから50メートルくらい歩かなければなりません。

私の滞在中は幸い穏やかなお天気でしたが、雨や雪のときは想像するだに大変です。

トイレは水洗ではありませんよ~^^。昔なつかしいスタイルです。

 

そのシャワー室を覗いてみると、銭湯や温泉の大浴場のように、壁に沿って、

お湯とお水の出る切り替え蛇口と可動式のシャワーヘッドがずらりと並んでいます。

ロッカーなどはなく、洗面道具や着替えなどは釘に掛けるスタイル。

隅っこに洗濯機が2台置かれていました。

外には物干しロープが張られたスペースもあります。

 

歯みがきを終えて部屋に戻ると、

あるアジュンマがうれしそうに手のひらに載せた何かを見せてくれます。

見ると、それは青い包剤の「三共胃腸薬」^^

 

「ミョヌリ(嫁)が○○高校で日本語の先生をしてるんだけど、

毎年毎年生徒を引率して修学旅行で東京へ行くのよ。

ディズニーランドやらどこやら…。

それでいつもこれ買ってきてくれるんだけど、これがまたよく効いてねぇ」

その後、このアジュンマは毎食後、にこっと笑って「三共胃腸薬」を見せてくれるのでした^^

 

 

またあるハルモニはそ~~っと寄ってきて、

「日本のどこから来たの?」

「えっ!?東京?私は6歳まで東京に住んでたのよ」

「日本語はす~っかり忘れてしまったけどねぇ」

 

 

 

またあるハルモニは…

 

 


 

 

出ました^^

アジアのラテン民族

 

実はこの方が羽織っている

チョッキのようなもの(반비)は

ソウル到着の翌日と翌々日の2日間で、

教わりながら私がここまで仕上げたもの。

 

全体をヌビって(刺し子して)脇を閉じたら完成です♪

ここまで出来て、うれしくってうれしくって

海印寺の翌日に会う約束の方に見せようと

リュックに押し込んで持ってきたのでした。

 

 

★★★

 

さて、ハルモニたちに連れられて17時55分の礼仏に向かいます。

山寺にいると、この時間は夕方というよりも、もうすっかり夜nightです。

大寂光殿(대적광전)という名の付いた

いわゆる本堂のようなところ。

 

 


 

 

翌日昼間に撮影した大寂光殿(대적광전)です

 

 

 


 

 

↓こちらはリアルタイムの大寂光殿(대적광전)内部。

 


 

これから続々と스님(僧侶)たち、そして信者の皆さんがやってきます。

あの温かいオンドル部屋から一緒に歩いてきたハルモニが「한글은 모르지?」と言います^^

「この日本人、韓国語を話していても、字までは読めないだろう」と思われたようです。

 

読めることが分かると、どこからかお寺の備品らしい経典を持ってきてくれました。

しかも礼仏が終わったあとで、스님(僧侶)に話してくださって、

この経典いただけることになりました。↓

 

 

 

 


 

黄土染めのような色をした↑茶褓(ティーマット)は、

また別な場面でいただきました。

 

 

初めての礼仏、

ハングルのお経を唱えるよりも

もっと困難なことが待ち構えていました。

 

五体投地での礼拝です。

ソウルは曹渓寺の隣りのモーテルを定宿にするようになって早10年。

朝な夕なに(ときには夜通し)あの五体投地の礼拝法を宿の窓から

眺めさせていただいてましたが、これがこんなに大変なものだったとは…

 

 


 

 

↑ ソウル市鍾路区にある曹渓寺の礼仏風景


 

 

五体投地の実際を写真や動画で見られるサイトを少し拾ってみました。

 

http://www.aichi-kyosai.or.jp/essence/yoga/05_07.html

 

http://movie.his-j.com/viewvideo.jspx?Movie=48047382/48047382peevee68272.flv

 

http://www.potala.jp/lib/gotai/gotai.html

 

 

海印寺での44時間の間に

この立ったり額づいたりの動作を

いったい何回いや何百回繰り返しただろうか?

 

太ももがパンパン・ぶるぶる・ガクガク

すごい筋肉痛weep  階段を降りるのが苦痛です^^;

しかも境内は段差の高い階段だらけ。

階段を通らないことには移動が出来ません(泣)

 

「五体投地」の方法も何パターンかあるようですが、

その中でも、立ち上がるときにいちばん過酷な方法で

やっていたのに最後の最後に気がつきました^^;

 

床に手を着いて立ち上がってもよかったのに、

私はなぜか両足を揃えてしゃがんだスタイルから

スクワット(手は胸元で合掌)してました^^

 

おかしいな~

「前ならえ」してたはずなのにshock

 

この激しい運動(?)のせいで、

思わぬダイエット効果という

オマケがつきましたが…^^

 

-----続く-----

 

 

 

 

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その4

テンプルステイの1日の流れは以下のようです。

 

 


 

 

 


 

 

 


 

 

さていよいよ17時10分の夕食です。

海印寺での供養(食事)は初めてですが、曹渓寺(ソウル)の昼食と表忠寺(密陽)の夕食は昨年経験済み。

 

 

 


 

各自取りわけた食べ物(供養)は、残さずに召し上がってください

 

 

まず、重ねて置かれている凸凹のあるアルミのトレーを各自1枚ずつ取り、

並べられているご飯、おかず、汁の順に残さず食べられる量を盛り付け、

スプーンとお箸を取って、席に着きます。

 

 

 

 

 


 

(↑の画像の先は修行僧たち。ヌビではなくてコールテンの上下でした)

 

ここでの最初の献立は…

白米(雑穀入りではないのが意外でした)のご飯に、キムチ2種、ナムル。

もやしのスープ。それに見た目では中身が分からない天ぷら。

寺刹の食事ですから、当然ながら肉魚っ気はありません。

 

ところで、この見た目では中身不明の天ぷらですが、口にしてみて「ん?これって長いも?」と私は思いました。周囲の方が「これはじゃがいもだよ」「いやサトイモだよ」とワイワイやってると、音もなく修行僧がやってきて、「お静かに願います!」とぴしゃり一言。

お食事は無言でいただかなければならないのでした^^。

 

このシンプルな天ぷらが非常に美味しく、たくさん取らなかったことを後悔したのでした。

何しろ残してはいけないということがプレッシャーになって、控えめに取ることになってしまいます。

残してはいけないけれど、お替りが自由であることを知ったのは、翌日の朝食のときでした。

残念^^;

 

 


 

ただのお湯のように見えるこのもやしスープが、意外にもすご~く辛かったcoldsweats02のです。

何もこんなところでフェイントかけなくても^^;

 

お向かいに座ったアジュンマは、しきりに「싱겁다~!싱겁다~!」とつぶやいていましたが

スプーンを持ったまま立ち上がり、どこかへ行ったかと思うと、スプーンにコチュジャンをのっけて帰ってきました。「あゝそういうこともありなのネ。ふんふん…」と見ていると、「줄까?(あげようか?)」と一言。

 

欲しくて見ていたわけじゃないんです^^

鄭重にお断り申し上げました。

 

 

 

で、このとき、タクシーで一緒だった若者が入ってきました。

 

 


 

↑の画像の修行僧たちが立っているところは、僧侶たち専用の配膳台。

一般の私たちは別の配膳台で盛り付けます。

 

遅れて入ってきた若者はそれを知らず、僧侶たち専用の配膳台で盛り付けています。

僧侶たちもすでに食事中ですから、配膳台のところは無人。

 

案の定、修行僧が近づいて何か声を掛けているようです。

ときすでに遅し、若者は盛り付けが終わったようで、そのままトレーを持って着席しようとしています。席は決められているわけではないのですが、できるだけ詰めて座らなければいけないようです。ずーっと離れたところに座ろうとして、また指示されています。

 

し~んとした中で食事が始まっていて、大広間、見渡せばハルモニ&アジュンマばかりですから、若者としては一人離れたところに座りたくなるのも無理はありません。

指示されて、ハルモニ&アジュンマ集団の方へ向かってきます。

 

こっそり手を振って合図すると隣りにきて、座りました^^

僧侶たちの食事内容とどう違うのかも興味津々。

その若者の持ってきたトレーを見ると、ご飯・おかず・汁等はまったく同じ。

違うのは韓国海苔があったこと。

10センチ四方程度にカットされた味付け海苔がトレーにどさっとのっかってるのを

あるハルモニがさっと取り上げて、1枚ずつ配ってます^^

私のトレーにも1枚happy01

 

食事が終わると、片付けです。

カウンターにプラスチックの大ザルが二つ置かれていて、スプーンとお箸を別々に入れ

アルミのトレーは水の張られた大きなシンクにストンと投げ入れるようにしてお終いです。

 

表忠寺(密陽)では、各自が洗って拭いて食器をしまうところまでするようになっていました。

曹渓寺(ソウル)では盛り付けも、普通の食堂のように職員(?)の方がしてくれました。

そのときはうどんでしたが、並んでいるときに見ていると、とても食べきれる量ではないと思ったので、麺の量をあらかじめ半分にしてもらいました。

 

入り口に紙コップとお湯(飲み頃のぬるま湯)の出るタンクが置かれていて、食後のお茶代わりにこれを一杯いただだいて部屋に戻ります。

 

17時55分からは、いよいよ礼仏です。

 

 

 

-----続く-----

 

 

 

 

| | コメント (0)

◆海印寺での44時間☆その3

ざっと見渡して20名弱のハルモニ・アジュンマたちに、まずは挨拶から…

皆さんここの主のような方ばかり、初めてでしかも外国人は私だけ。

↓の写真のようなグレーの僧衣を、皆さん着ていらっしゃいます。

 


 

 

レンタルがあるのか訊いてみると、

レンタルはなく、

「このハルモニが売ってるよ」と一人のハルモニを指差します。

 


 

 

ピンクのポジャギ(風呂敷)の中に何着か入っています。

ぴったりサイズがあるといいなぁ。

「ほらこれ履いてみな!」と渡されたズボンを先ずは試着。サイズ「小」

 


 

 

 

 


 

 

ズボンの裾の絞り具合とメドゥプのボタンが可愛いいでしょ!

前開きファスナーでホック留め、ウエストはぐるりゴムで、履いていてとっても楽チンです。

お尻と太ももあたりは、もう一人入りそうなくらいたっぷりサイズ^^

 

上着とベストの3点セットなのですが、上着とベストは「中」サイズを渡されました。

「小サイズでいいのに」と思ったのですが、礼仏の際はたっぷりサイズの方がいいのだそう。

これは実際に体験して納得しました。

 

全員見守る中で、大急ぎで着替えです。

更衣室などありません^^;

3点セットで8万ウォン。

 

相場もよく分からず、ましてや選択の余地の無い買い物でしたが、

帰国の日にソウル曹渓寺の仏具屋さん通りで訊いてみたら

同じようなセットが15万ウォンでした。

 

今、韓国の生活韓服を扱うネットショップでそっくりなものを見つけました。

http://www.udammall.com/buy/detail_view.php?itemno=1182838218

8万ウォンです。

 

これで、見た目も皆さんの仲間入り。

海印寺に到着してから10分で手続きから着替えまで完了です。

(写真はもちろんあとで撮ったもの)

ぞろぞろと夕食の場所に向かいます

時間厳守ですから^^

 

 

-----続く-----

 

 

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧