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◆瑞山 浮石寺 その1

韓国の浮石寺(부석사 プソサ)と言えば、日本人、韓国人を問わず、

ほとんどの人は慶尚北道・栄州の浮石寺を思い浮かべます。

私も昨年まで、忠清南道・瑞山に浮石寺という名をもつお寺があるのを知りませんでした。

cocoa051さんのブログでそれを知り、かねてから行きたかった周辺のスポットあちこち

寄せ集めて旅程をざっと組んだのでした。

数日前に降った雪の残る2012年1月の浮石寺です。

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島飛山(旧 都飛山) 浮石寺、曹渓宗の第七教区修徳寺の末寺。

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↑『実らぬ恋が龍になり…』というタイトルで、

浮石寺を創建した義湘(625~702)について、

また創建時のエピソードが書かれています。

そのエピソードというのは、ざっと以下のような内容です。

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皇福寺という寺の僧侶だった義湘は、661年に36歳で唐に留学します。

10年間、華嚴宗を研究し、671年に帰国。

留まっていた地蔵寺近くの村に住む善妙という若い娘が、義湘に恋心を抱いていました。

義湘の帰国前夜、善妙は自分の気持ちを告白します。

義湘は、自分は出家僧の身、その気持ちに添うことは出来ないと、

きっぱりと言い切ります。その言葉を聞いて善妙は引き下がるのですが

翌日、帰国のため義湘の乗った船が岸壁を離れたそのとき、

僧服に身を包んだ善妙が現れ

「たとえ結婚は出来なくても、義湘にお供して新羅に行き、私も僧になります」と

船を追って海に飛び込みます。

善妙は龍になって船を守り、その後も、寺の建立に反対する地元民を

威嚇するなどして義湘を助けたと言うことです。

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この内容が栄州の浮石寺に伝わる伝説とまったく一緒。

義湘大師という人物は一体何人いたのだろう?と苦笑しつつ読んだのでしたが

その後、瑞山・浮石寺のHPに目を通すと、義湘大師は、王命を受けてほぼ同時期に

10ヶ所ほどに寺を建立したらしい。

自分のために命を落とした善妙の供養のために寺を建てようと

場所探しに奔走した義湘大師は、都飛山(現 島飛山)の中腹に落ち着きます。

山麗しく、海に向かって開けている地勢を、善妙が気に入りそうだとの理由からです。

ところが、寺の建物がほぼ完成というときに地元民の反対に合います。

建物を毀そうとしたり、火をつけようとしたそのとき、善妙の化身である龍が

今度は巨大な岩となってドンドンと浮き上がり、大音響で反対の地元民を威嚇します。

その結果、無事に寺の完成と相成りました^^。

境内斜面には不安定な形で巨大な岩たちがゴロゴロと存在します。

こうした逸話が、浮石寺の名の由来になっているようです。

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池も水飲み場も凍てついています。

が、水道のコックを捻ってみると、嬉しいことに水は出ます。

持参のタンブラーに水を補充。

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↑龍の尻尾(?)のような、細長い建物の左側に見えているのが本堂。

細長い回廊のような庇部分にメジュ(味噌玉)や干し野菜&野草などが

ぶら下げられています。

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本堂の脇から石の階段を上った先には三神閣があり、その近くに

小さな鐘楼がありました。

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『鐘を3回撞いたあと、願い事をしてください』とあり、

福田函(복전함 賽銭箱)の上に鐘を撞く木槌が置かれています^^

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小さな鐘と侮っていましたが、思いのほかいい音が響き渡るのです。

『カ~~ン』と叩いて音の余韻を楽しみ、

もひとつ『カ~~ン』

この『カ~~ン』が『カ~~ン ア』といつまでも

山にこだまするように聞こえ続けるのです。

本当に微かな微かな音になるまで聞き届けてから、最後のひとつ。

カ~~ン 

そして、階段を下りるときに、入れ違いに上っていった人がありました。

その人の鐘の音を聞いて、私はクックックッと笑いました。

なぜなら『カンカンカン』と言うよりも『カッカッカッ』でお終いだったから…

あの方はあの方でk_sarangの鐘の鳴らし方が可笑しかったに違いありません。

「なんて間延びした鐘の音だろう?」と^^;

肝心の願い事ですが…

新年を迎えて気持ちが改まっている時期でしたので

‘全世界の人々が、去年よりもひとつだけでも良いことがありますように’happy01

世界中の人の分を祈るには、お賽銭(お布施)が少なすぎたような気はしますが^^;

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境内散策中に、catネコちゃんcat発見

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近づいて写真を撮っていたら、陽だまりで気持ちよさそうに眠っていた

ネコちゃんを起こしてしまいました^^;

「ごめんよ!」の気持ちで、持っていたお菓子をあげると食べるわ食べるわ…^^

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警戒心の強い白黒ちゃんの方は、近くでじっと見ているものの

日本のお菓子なんぞにはついぞ手を出しませんでした^^;

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白黒ちゃんの分まで食べちゃったネコちゃんの食欲を見ていたら、

私もお腹が空いてきました。

ちょうどお昼です。

これからお寺ご飯をいただくことにします^^

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コメント

さすがk_sarangさんですね。浮石寺に伝わる伝説までお調べに・・・。
そうですか。案内板に書かれていたんですね。じつは訪問した日、あまり体調がよくなくて案内板もゆっくり目を通すゆとりがありませんでした。
読みながら、また行きたくなってまいりました。

投稿: cocoa051 | 2012年9月 9日 (日) 02時57分

平野の中の小さな山にいくつか寺があるのですよね。地図で見て、行ってみたいと思っていた場所です。韓国最大の飛行場である瑞山空軍基地もあるので道中の写真に気を付けないといけませんけど。

投稿: おとう | 2012年9月 9日 (日) 07時58分

全世界の人々の中に私も入っていますよね?^^
有名で観光客がわんさか来るお寺と違って、生活感あふれるこういうお寺も、また違った良さがありますよね^^

投稿: こゆみ | 2012年9月 9日 (日) 20時59分

cocoa051さん
おかげさまで素敵なお寺を知り、訪ねることが出来ました。
本当にありがとうございました。

投稿: k_sarang | 2012年9月 9日 (日) 21時55分

おとうさま
瑞山飛行場ですが、
こちら↓に2012年から民間機の就航が本格化されるとあるのですが、
着々と進んでいるのでしょうか?

http://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%84%9C%EC%82%B0_%EB%B9%84%ED%96%89%EC%9E%A5

投稿: k_sarang | 2012年9月 9日 (日) 22時05分

こゆみさん
いいことがあったらk_sarangに感謝しなきゃ…ですね^^

投稿: k_sarang | 2012年9月 9日 (日) 22時06分

どうも

 仁川に西滑走路ができたので今は仁川のが大きいかもしれません。


 瑞山からタクシーで坂道をお寺まで。あとちょっとで山頂へ行けそうなので、大きなかばんは瑞山のモテルに置いてもらって、行きはタクシー、帰りは30分おきというバスでとか、私も下調べをしていました。山頂から飛行場、よく見えそうです。


 中国便の就航とかって、それも見ましたがどうなんでしょ?目的地はソウル周辺でしょう?実現するのでしょうかねぇ。働きに来る人、できるだけ安い仁川の舩でという人が多いでしょうから。


 山のてっぺん、どんなかなぁ?と思いをはせています。

投稿: おとう | 2012年9月10日 (月) 07時52分

おとうさま
国際線よりも先ずは国内線の整備のようですよ。
瑞山⇔済州とか、瑞山⇔釜山とか。
地元民には便利になると思いますよ。
ついでに羽田⇔瑞山なんてのが出来たら、嬉しいな~と思いますhappy01

おとうさまも、瑞山・浮石寺いらっしゃるんですか?
看月島の先端の方へも足を延ばされるのでしょうか?
熊島も計画に含まれていたりして…^^

投稿: k_sarang | 2012年9月10日 (月) 22時48分

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