« ◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その1 | トップページ | ◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その3(動画あり) »

◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その2

ソウル南部ターミナルを11時20分に出たバスは、きっかり2時間後、

瑞山(ソサン)バスターミナルに着きました。

一つ前の記事で11時30分のバスと書きましたが、チケットの画像を確認すると

11時20分でした。またまたいい加減なk_sarangの記憶です^^;

Dsc_6247sm

瑞山(ソサン)バスターミナルに到着後の最初の1枚はこんな画像でした↓。

Dsc_6337sm

道端で「あけび」を売っているハルモニです。

季節とあって「あけび」を、この後もあちこちで見掛けました。

子どものころの郷愁にかられる物の一つなのですが、

旅先ゆえ、買うのは断念weep

--------------------------------------

早速、浮石寺行きのバス乗り場へ。

Dsc_6340sm

バスがやってきて、並んでいた先頭の人たちが乗り込んでいきました。

看月島へ行くときに乗った懐かしい乗り場ですが、乗る前に運転手さんに確認しました。

「浮石寺行きますか?」

「行きません」

そのやり取りを聞いていた若者二人。

私に話し掛けてきました。

「浮石寺いらっしゃるんですか?」

「はい」

「もしかして○○先生ですか?」

「いいえ^^;」

「じゃあ、招待されていらっしゃるんですか?」

「いいえ^^;」

これがきっかけでバスが来るまで話をしていたのですが、

この二人は高校生で、この日の音楽会のボランティアに行くところだったのでした。

音楽会の司会が、地元、瑞山高校の先生なので、その関係での動員なのでしょう

か。

韓国らしいなと思ったのですが、お寺のホームページ上に

ボランティア募集の記事が出たのは、日程的に随分と切羽詰ってからのことでした。

バスで浮石寺に向かう二人に、

「音楽会が終わった後、どうするの?お寺に泊まるの?」と、聞くと

「いいえ、先生の車で送ってもらいます」とのこと。

私はこの時点では「お寺に泊まろうかな?」と、考えていました。

浮石寺方面に行くバス、14時05分のがあり、

二人の男子高校生と一緒に乗り込みました。

「先生」と携帯で連絡を取っていたこの二人は、「先生の車に乗せていってもらうことに

なりましたから」と、きちんと挨拶をして、‘何とかアパート前’で降りていきました。

さて、今年の1月に行ったばかりなので見覚えのある浮石寺至近のバス停に着きました。

至近と言っても、ここから4、50分ほど歩かなければなりません。

Dsc_6352sm

バスを降りると足元にどっかで見たようなポスターが…^^

浮石寺 山寺の音楽会 シャトルバス乗り場

1時から運行します と書かれています。

Dsc_6350sm 

おゝ何とありがたいサービスではありませんかhappy01

うろうろ歩き回って付近の写真を撮っているとき、東屋の中にいた男子中学生が

声を掛けてきました。

「もしかして浮石寺いらっしゃるんですか?それだったら、ここでお待ちになれば

車が来ますよ」と。

高校生も中学生も礼儀正しくて本当に清々しい。

↓の横並びの3枚の画像。

1枚目が、東屋とベンチとそして公衆トイレのあるバス停前のスペースです。

ここのベンチに、その男子中学生は座っています。3枚目になります。

真ん中の画像はシャトルバスではなく、観月島方面から来て

瑞山バスターミナルに向かう路線バスです。

停まったバスの窓から「お~い○○!そこで何してるんだ~?」と、

さっきの中学生に同級生とおぼしき男の子から声が掛かりました。

「今から家に帰るとこ」と答えた東屋のベンチにいた男子中学生、

私がバスを降りたとき、すでにそのベンチにいたし、それからも動く様子もなく

ゲームに興じているのか、読書してるのかは不明ながら、ず~~っとベンチに

座ったままです。

私はその子に背中を向ける位置のベンチで、また詩集を読み続けていました。

読むものは아해인修道女の詩集1冊しか持っていなかったので。

シャトルバスとやらは、いったいいつ来るのでしょう。

時々顔をあげて確認するのですが、バスが来る気配はありません。

Dsc_6353sm Dsc_6356sm Dsc_6359sm

小一時間も経った頃、「あれにお乗りください」と、また男子中学生が

声を掛けてくれましたΣ(゚д゚;)。

「家に帰るとこ」と言いながら、「君はまだいたの?」って感じ(笑)

Dsc_6364sm

シャトルバスと書かれていたので、マイクロバスバスかなんかを想像していたら

あまり大きくはないワゴン車でした。

しかも停まったのは立て看板のあったところとは全然離れた場所。

あの中学生が車が来たことを教えてくれなかったら、

永遠にあのベンチで詩集に読みふけっていたかもしれないワタシ^^;

助手席にはドライバーさんのお子さんであろう4、5歳くらいの可愛い女の子が

ちょこんと座っていて、後ろの席に先程の中学生が座り、続いて私が乗り込んで

乗客はこれだけです^^;

今年1月にお寺までの道を歩いて撮った写真は、軽く100枚は超えているはず。

この日‘シャトルバス’に乗せていただいて撮った写真は2枚だけ^^;

山寺の音楽会の横断幕↑の写真と、↓の一柱門(山門)。

Dsc_6365sm

丹青(タンチョン 彩色)が施されていないのは、前に行ったときと同じですが

大きな変化がありました。

かっこいい字体の扁額が掛けられています。

車の中からなので、じっくり拝見できないないのは残念でした。

落款がありますが、どなたの書になるのでしょうか。

乗せていただいたワゴン車です。

降りてから前側にまわってみると、ハンドルの横に浮石寺と書かれた

小さな細い木の看板が置かれていますが、これじゃ目立ちません^^;

車体に音楽会の横断幕でも巻きつけて来て欲しかった(笑)

Dsc_6368sm Dsc_6370sm

瑞山バスターミナルで会って途中までバスで一緒だった

男子高校生二人は駐車場整理を担当していました。

境内に咲き乱れるコスモスに迎えられ、先ずは極楽殿にお詣り。

Dsc_6377sm

そして、すぐお隣りの宗務所を訪ねて、予約はしていないけれど、

今夜1泊だけさせていただけるかどうか伺ってみました。

その答えがとっても韓国らしいというかありえないというか…^^;

テンプルステイしてる人たちがいるんだけど、その人たちがいつ帰るのか

把握していない。もし今日泊まらないで帰る人がいて部屋に空きがあれば

泊まれると思う。

で、それは何時ごろに分かるんでしょう?と問うと

音楽会が終わってみなければわからない。

終わった頃にまた来てみてください と。

終わったら10時。

その時間になって泊まれないと分かったのでは、打つ手がありません。

しかしこれが韓国流^^

50人、100人もの団体ならいざ知らず、たった一人の宿泊希望者を断るはずがないのも

また韓国流です。

と、勝手に確信し、何の心配もせず行動していたk_sarangでした^^。

音楽会にも、夕食の時間にもまだ早いので境内散策スタートです。

大きな鐘楼のすぐ隣り、山側に大きな建物、建築中でした。

何が出来上がるのでしょう?

Dsc_6378sm Dsc_6382sm

小さな鐘楼も、あのときのまんま佇んでいます。

鐘を3回撞いて、願い事をしたおかげで、こうして季節を変えて再び浮石寺を

訪れることが出来ました。心から感謝を捧げて境内散策続行です。

Dsc_6389sm Dsc_6381sm

↓の画像、真ん中の横顔が写っている方、瑞山市長さんです。

『안녕하세요 서산시장입니다』(こんにちは 瑞山市長です)と、

手を差し出されましたので、しかたなく握手しましたよ^^;

これが尋眞スニムの手ならいいのに…と思いながらネ( ´艸`)プププ

Dsc_6421sm

Dsc_6403sm

4時半の夕食の時間まで、龍の尻尾のような細長い建物の縁側に腰掛け、

夕暮れていく風景を眺めていました。

眼下に細長く切れ込んだ浅水湾が見え、その手前のこんもりとした山が

時間の経過とともにシルエットがだんだんと濃くなっていくのです。

静かで美しい時間を楽しみました。

Dsc_6415sm

すぐお隣りに座っていたご夫婦の奥様の方が、そ~~っと耳打ちするように

話しかけてきました。

「あの~ここで夕食がいただけるらしいんですが、場所をご存知ですか?」と。

「ええ知ってますよ。ご一緒しましょう」と案内したのがきっかけで、

この後このご夫婦と行動を共にすることになります。

Dsc_6422sm

1月に昼食をご馳走になった供養間前にはテントが設営されています。

あのときにいた2匹のネコちゃんcatcatの姿はありませんでした。

大きなボールがデンと置かれ、トッポッキが入っていました。

これはおやつと言うか、前菜というか…^^

Dsc_6426sm Dsc_6424sm Dsc_6427sm

夕食は5時からということで、トッポッキをほんの少しだけいただいて、

本格的(?)な夕食を待つ間、知り合ったばかりの方が

私の持っていた詩集を開いて朗読をしてくださいました。

Dsc_6429sm

「これもいいわ」「あっ!これもいいわね」と、たくさんの詩を次々と朗読してくださって、

秋の夕暮れ、揺れるコスモスを眺めながら、もう2度とないであろう

山寺での至福の時間を過ごしたのでした。

Dsc_6431sm

いよいよ夕食。

ご主人は場所を確保、私と奥様は長い列に並んで、配給(^^;)を待ちます。

供養間(향적당という名前があるらしい)の建物内部は、この日だけは来賓用で

一般の我々は外のテント、そのテントもテーブルも椅子も数少ないので、

それぞれ工夫しての夕食タイムです。

画像を縮小しようとして、初めて気がついたのですが、↑の画像、テントの中で

洗い物をしているのはさっきの男子高校生二人です^^

駐車整理担当だけじゃなかったのネ。

Dsc_6435sm

ゲットした夕食です。

何しろ人数が多いので、普段のようにセルフサービスではなく、

信徒会の方でしょうか、盛り付けてくださいます。

Dsc_6438sm

この日のメニューrestaurantは、ご飯、水キムチ、白菜キムチ、豆もやしのナムル、

ズッキーニのナムル、小さなジョン(チヂミ)、スライス大根で細切りの

生野菜をくるりと巻いたもの、茹で落花生。そして大根と豆腐だけのチゲ。

お寺ご飯としては品数も多く、とても豪華なのですよ。

(えっ!?これで?って思われる方もあるかもしれませんが…)

Dsc_6440sm

地べたに、その辺に転がっていたプラスティックのケースを伏せてテーブルにし、

3人で囲みました。

私のトレーにだけ豆腐がないのに気付き、「あっ!豆腐がない」と大きな声で

独り言をいうと、ご主人が黙ってご自分の豆腐を私のトレーに移してくれました^^;

奥様が「うわ~!このキムチ酸っぱい」と言うと、ご主人また黙って奥様のキムチを

一切れ残さず自分のトレーに移し、代わりにナムル類を奥様のトレーに移動です^^

お寺ご飯をいただくとき、ご飯は半分か3分の1ぐらいに減らしていただくのですが

うっかり言い忘れた今回は、半分ほど残してしまいました。

おかずの中の可愛い一品、食事を終えた後、配膳台まで写真を撮りに行きました。

甘酢漬けのスライス大根に赤と黄色のパプリカの千切り、貝割れ菜とえのき茸を巻き

三つ葉で結んであります。

今度、これを作ってみようと思います。

大根と豆腐だけのチゲは真似っこしてみましたが、あのお寺の味は出せませんでした。

Dsc_6444sm

食事を美味しくいただいて、音楽会の観客席の方へ移動中、

こんな方↓を見つけました。二人だけの素敵なレストランです。

こんな方法もあったか…^^

Dsc_6446sm

この日、境内の島飛山茶苑は閉められていました↓。

Dsc_6447sm

夜の音楽会に備え、3人でtoiletも済ませ、観客席に向かうと途中に

温かいお茶とほっかほかのお餅を配っているところがありました。

何と行き届いたサービスでしょう、デザートまで。

k_sarangの胃袋には、さすがにお餅の入るスペースはなく、持ち帰りましたが

生姜茶は美味しくてお替りまでいただきました。

Dsc_6450sm

Dsc_6453sm

浅水湾が美しい夕焼けに染まったころ、音楽会の幕が開きました。

--------------------------------------------------------

P.S.

「家に帰るとこ」と言いながら‘シャトルバス’に乗ってお寺に来た中学生は

このお寺がなのです。

浮石寺では、事情があって親のない子を数人引き取って育てていらっしゃいます。

私がいかにもお寺参りをする人という服装だったので、バス停で声を掛けて

くれたのだろうと思いますが、きちんとした言葉遣いと心配りの出来るところをみると、

住持スニムと浮石寺家族の子育てがうまくいっている証拠だと感じました。

|

« ◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その1 | トップページ | ◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その3(動画あり) »

・忠清南道(충청남도)」カテゴリの記事

・美味@韓国」カテゴリの記事

コメント

直接行ってみたいのですが、この記事と写真で、ちょっとだけ味わえました^^いつか!テンプルステイを必ず実現したいと思っています^^

投稿: こゆみ | 2012年10月23日 (火) 19時54分

 こんばんは

 ちょっと自分には縁が無い話かな、とこのごろ思っていましたが、今日の記事はじっくり読みました。同じ寺、2度目になるといろいろもっと楽しくなる様子がわかります。先週の訪韓では、こちらへ行こうか?それとも、イェチョンの龍門寺だのに先を越して行ってみるかだの、考えていましたが、結局汽車に乗って10数回目の群山行きでした。紫泉台へ行くつもりがひょんなことから群山シティツアーバスに。大学生とも高校生ともいろいろ話せて錘粗衣一日になりました。

 しかし最後のころ、高校生のとんありの横断幕に「近代史 その痛みをこめた文学をなんたらかんたら・・・」というのを読んでちょっと複雑。まぁ、日本語を知らない人10数人と一緒に一日全日のバス旅行、何とか最後まで無事に終えることができました。


 最近、禅を勉強しています。日常生活のひとつひとつが禅の行動。そんな風になってきて嬉しく思います。

投稿: おとう | 2012年10月23日 (火) 20時21分

こゆみさん

韓国には、こゆみさんに似合いそうな素敵なお寺がたくさんありますよ~^^

投稿: k_sarang | 2012年10月24日 (水) 08時44分

おとうさま

たいした内容もなくだらだら書き綴ったものを、じっくり読まれたとは、
お恥ずかしい限りです^^;

女子高校生と行動を共にされたのは、群山だったのですか?

それにしても10数回目というのはすごいですね。

禅、おとうさまには必要なものかも^^

いや、誰にでもかな^^;

投稿: k_sarang | 2012年10月24日 (水) 08時46分

こんにちは

 前にヌナが駅まで歩くのも修行とかって書いていたでしょう?なんか大げさなおばちゃんだなぁって感じてしまっていたのですが、なんとなくそんなのがわかってきたのです。

 トイレへ立ったついでに、洗濯ものを整理(明日の朝でもいいのだけど)してしまうのは禅。株価の変動に一喜一憂するのは禅じゃない。気持ちよく起きてベッドの上で中田有紀さんの声を聴きながらディープブレスダイエットをするのは禅。「어떤 처지에서등지 감사해라」という聖書の文句を思い出して家内はじめ周囲の人に感謝の気持ちを持つのも禅。

 まぁ、そんなのが私の禅です。法頂さんの本でも基督教を快く受け入れてる話が出てきますし、今回の音楽会ばなしでも、そんな。空手来空手去。今を大事にしましょう。

投稿: おとう | 2012年10月25日 (木) 08時40分

おとうさま

大げさなおばちゃんですかhappy01

修行だの禅だの勉強だの言わずに、不言実行といきましょう^^

奥様への感謝の気持ちは、ぜひ有言実行で。

投稿: k_sarang | 2012年10月25日 (木) 23時39分

ありがとうございます

投稿: おとう | 2012年10月26日 (金) 07時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その1 | トップページ | ◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その3(動画あり) »