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2014年6月

◆三江酒幕(삼강주막 サムガンチュマク)  

私の旅、一冊の本から始まることがよくあります。

5月末の三江酒幕(삼강주막 サムガンチュマ)もそのケースでした。

X97889591344102010年に出たこの『막걸리 넌 누구냐?』と

いう허시명著のマッコリに関する本を読ん

で以来、行ってみたい場所の一つになった

三江酒幕、慶尚北道は醴泉郡豊壤面

三江里に位置しています。

早朝にソウルを発って10時過ぎには醴泉

バスターミナルに到着。

市内バスで、これまた行ってみたいお寺

だった醴泉の龍門寺へ。ここでお宝shinecrownshine

を拝見してバスターミナルに戻る。

さて、いよいよ三江酒幕に向かいます。

が、バスが出たばかりで、次のバスは16時。

このときの時刻、まだ15時半にはなっていなかったような…

お寺からバスターミナルに戻って、すぐにバスの時間を

確認すればよかったのにと思っても後の祭り。

その間、何をしていたかと言うと、路面工事中だった駅前交差点に面白い動きをする

工事車両がいて、それを眺めていた(私は子どもか?happy01

あまりに面白くてついつい見入ってしまったけれど、あれこそ動画に収めるべき

だったなぁ。

お日様sunは照りつけるわ、地面からの照り返しはきついわで、工事の見学は途中放棄。

駅舎の中は涼しいかしら?と醴泉駅へ。

待合室には数人のお客さんと荷物が…。

リュックから覗いている野菜。その他に透明なビニール袋にぎっしり詰まった葉物。

醴泉五日市で買ってきたんだろうな~。うらやましいな~。

と、そこへ、まもなく列車が到着しますとのアナウンスが流れる。

釜山行きのムグンファ号(慶北線)が入ってきたのを、動画に収めつつ、お見送り。

このあと、駅のトイレを拝借して、いざ!三江酒幕へと思ったときに、

バスは行った後だということが分かったのでした。

そして、あの釜山行きのムグンファ号を見送ってる場合じゃなかったことにも

気が付いて愕然(ノд・。)

あれに乗って龍宮駅まで行くという方法もあったのに…。

こうなれば、時間の節約にはタクシーを使うしかありません。

幸いにもバスターミナルの建物にくっ付いた形で、タクシー運転手の待機所が

設けられているくらい、タクシーはずらりと並んで客待ちをしていました。

疾走するタクシーから車窓の風景を眺めていると、途中で住居表示が隣接している

「聞慶市」になったり、、また「醴泉郡」に戻ったり、まもなく目指す三江酒幕に到着です。

ペットボトルのお茶を買うときにお話したターミナル内の売店のアジュンマは、

「タクシー代は2万ウォンぐらいかな~」と言っていましたが、結構な距離を走った

メーターの数字は3万800ウォン。

こういうときの常で、ドライバーさんは「3万ウォンでいいよ」と言ってくれました。

空車のままこの距離を戻るのだし、往復分請求されることも覚悟していましたので

やれやれでした(*^-^)。でもバスなら1,000ウォン程度で行けます(゚▽゚*)。

こうして、やっとたどり着いた酒幕。

さて、酒幕とは何ぞや?

小学館の朝鮮語辞典によれば、『(田舎の街道沿いにある)宿屋を兼ねた居酒屋』と

あります。古い時代を描いた小説や映画などにはよく登場する酒幕ですが、何しろ

実際に見たことはないわけで、私のもっていたイメージは、映画『西便制』の

最初のシーンに出てきた峠の酒幕でした。

1402572167351_2ここ三江酒幕は川辺にあります。

낙동강(洛東江)、내성천(乃城川)、

금천(錦川)、この三つの川の合流地点で

あることが三江の地名の由来です。

タクシーを降りると、ここに来る客目当ての

焼き栗屋さんのトラックがいて、試食の

焼き栗を一個もらいました。

ちょうど西日が、カ~~ッ、ジリジリと照りつけ、

熱々の焼き栗の気分ではなく、紙に包んでバッグに放り込んで歩き出す。

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予想していたより、はるかに広い敷地に

金弘道の酒幕の絵のような建物が何棟も

建てられています。

ここを訪れたのは5月27日火曜日でしたが

平日だというのに、結構、お客さんが入っ

ています。これも予想外でした。

何しろ、暑いっ!

さっそく冷たいマッコリをグビグビっと

行きたいところを、ぐっと堪えて、先ずは

写真を撮って回る。

敷地の外に出て、土手の上に立ち、

流れる川を眺めながら、この地が船着場として栄え、

本物の酒幕があった頃の風景や往来する人の

姿、飛び交う声なども想像してみる。

今ある建物は復元されたものです。

10年程前までは正真正銘の酒母・유옥연(ユ オギョン) ハルモニ(おばあさん)が

仕切っていたそうですが、残念ながら2005年89歳でこの世を去られています。

朝鮮時代から続く、いわば大韓民国最後の酒幕だった三江酒幕は、

新しく生まれ変わって、2009年から村人たちの手で運営されるようになり

今日に至っています。

慶尚北道 民俗資料134号に指定されてもいます。

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点在する建物の一つが厨房で、そのカウンターで注文し、計算も済ませ、

注文したものを受け取って好きな建物にセルフサービスで運んで楽しむ。

そんなスタイルです。建物内だけでなく、屋外にテーブルと椅子を並べて

もよし、外に設えられた평상(平床)で韓国スタイルを楽しむもよし。

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写真を撮り終えて、点在する建物、どこに落ち着こうかな~?と物色しながら

歩いていると、男性一人、女性二人の3人グループから

「ここに来て一杯飲んでいきなさいよ~」と、声が掛かりました。

ありがたいことです。

写真だけ撮って帰る人、と思われたのかもしれません。

どっこい、私だって「酒幕でマッコリ」を楽しみに、こんな辺鄙なところまで

やってきたのです。

「ちょっと待っててくださいね~」と返事をして、注文しに行きます。

何を注文するかは、韓国の方のブログでメニューを見て決めていました。
 

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↑삼강교(三江橋)

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ちょっとお洒落な(?)街路灯↑、これすっかりお気に入り。

我が家の玄関前に一本欲しいhappy01

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↓『주모 한 상 주이소』という名前のメニューですヽ(´▽`)/

주모は酒母(チュモ)。

バーやスナックのママさん、

喫茶店のママさん、なんて言い方をしますが、

酒幕のママさんは酒母(チュモ)と呼ばれますヘ(゚∀゚ヘ)。

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メニューというほどのメニューではありません(;´▽`A``

やかんのマッコリ5,000ウォン、白菜のジョン(チヂミ)3,000ウォン。

豆腐1丁3,000ウォン、トトリムッ(どんぐりの寄せもの)3,000ウォン。

それぞれ単品で注文も出来、これらのセットが『주모 한 상 주이소』な訳です。

주모~!と呼んで振り向かせ、目が合ったところで『한 상 주이소~!』と

慶尚道訛りで言う、こんな計画でしたが、計画は早々に脆くも崩れ…(笑)

なぜなら、주모(酒母)がカウンター前にいて、始めっから目が合ってますhappy01

『주모 한 상 주이소』の載ったドテっと重いお盆を持って、声を掛けてくれた

方たちのいるテーブルへ。

ご夫婦と奥様の友人の3人連れだったのですが、私が持っていったお盆を見た

ご主人、「3人でも1人でも量は一緒か~?」とhappy01

このセットメニューは14,000ウォン。

3,4人でも充分な量です。

セットだから割安な価格設定というわけじゃないところが、なんとも面白い。

統営以外の慶尚道で美味しい物を期待しちゃいけないといいますが、

ここの白菜のジョン(チヂミ)は美味しいです。

「独りマッコリ」の予定が、見ず知らずの方たちとの乾杯から始まったことも

よりいっそう美味に感じさせてくれたのかもしれませんが…。

50代のご夫婦でしたが、善山で衣料品店を経営していて、繁盛しているのだそうです。

この日は休業日というわけではないのだけれど、回龍浦観光に来て、そのついでに

三江酒幕に立ち寄ったのだと話されていました。

『막걸리 넌 누구냐?』によると、酒幕というのは酒代を払うとオマケで泊まることが

出来るというような書き方がされていました。

また朴景利の『土地』には、たとえ真夜中でも訪ねてくる人があれば

酒を提供しなければならないのが酒幕だ、というような表現がありました。

今現在、ここに泊まることは出来ませんが、酒幕の小さな建物には往時の雰囲気が

感じ取れる「사공숙소」や「보부상숙소」の看板が掛けられていて、かつては、

船頭さん(사공)の宿泊所と行商人(보부상)の宿泊所は、それぞれ別々の部屋が

割り当てられていたというこが分かります。

この日、善山からのご一行様と一緒にマッコリ御膳を楽しんだのは、

船頭さん(사공)の部屋でした。

縁側の上部にツバメの巣があって、ツバメさんの出入りが慌しい。

「日本にはツバメいないでしょ!ほらっ!写真、撮った!撮った!吉鳥だよ、吉鳥」と

賑やかで楽しい奥さんではありましたhappy01

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帰りは三江酒幕を18時に出るバスがあることを酒母に教えていただき

それに乗ってバスターミナルまで戻りました。

乗客はk_sarang一人だけ。

乗車時間は1時間15分ほど。

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この醴泉を走る市内バスの配色、前から見ても横から見ても

後ろから見てもやはり可愛いnote

三江酒幕を訪れる人のほとんどは自家用車利用のようです。

ということは、帰りは、みな飲酒運転(ノ∀`) アチャー

韓国、ここにも問題ありです^^;

韓国だけじゃなかった。

k_sarangにも大問題発生!

三江酒幕だけでも100枚ぐらいは撮っている画像を含む5月の旅の

すべてが入ったままのSDカードが見当たらないっ!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

というわけで、

この記事は、スマホでたまたま撮っていた画像のみで構成してみました^^;

全体の雰囲気が伝わらない画像ばかりなので、こちら などご参考に!

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◆地方統一選挙戦 街角風景@韓国 その3

韓国の選挙用ポスターは多種多様。

紙製あり。布の横断幕あり。サイズも色々。

貼り方、無秩序(;;;´Д`)ゝ

この無秩序ぶりは、我が愛すべき韓国社会そのものを

そっくり表現しているかのようです(゚ー゚;

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そして、k_sarangは見たeye

でっかいポスター(横断幕?)の取り外し作業現場を!

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(この記事に掲載の画像は、2010年、2014年撮影のものが混在しています)

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◆地方統一選挙戦 街角風景@韓国 その2

ちょうど4年前、:2010年 韓国地方統一選挙戦の真っ只中 
街角の風景です。
全羅南道・求礼(구례)バスターミナル付近にて。

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◆地方統一選挙戦 街角風景@韓国 その1(追記あり)

いよいよ明日が投票日。

旅の途中で出会った選挙戦街角風景です。

最初の動画は、慶尚北道・醴泉(예천)にて。

状況を説明する時間がありませんので、取り急ぎ動画のみUPです。

(ここから追記です 2014.6.6)

昨夜、この醴泉郡 郡守候補者の이원주氏は当選したのだろうかと調べてみると…

え~~っヾ(.;.;゚Д゚)ノ 

てっきり、黒っぽいスーツに黄色いタスキの男性が候補者その人だと思い込んで

いたのでしたが、何と候補者は女性でした。

20140520071

じゃあ、候補者はこの場にはいなかったのかな?と動画で確認してみると、

いました!いました!!

黄色いベストではなく、長袖のジャケットを着た方です。

残念ながら落選でしたが…(゚ー゚;

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2014年、5月下旬のある日。

東ソウルバスターミナルから朝7時40分のバスに乗り、慶尚北道は

醴泉(イェチョン 예천)に向かいました。

醴泉(イェチョン 예천)到着は10時を少し回った頃。

醴泉バスターミナルの裏手のバス停から、今度は市内バスに乗って

龍門寺を目指します。

地元の人が市内バスと呼ぶこのバス、とっても可愛い姿をしています。

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バスターミナルと、ほぼ隣接してある鉄道の駅舎のある辺りは車の交通量こそ多いものの

案外、閑散としていましたが、バスが走り出してまもなく窓の外にパラソルが見え、

賑やかな通りに出ました。この日、장날(市の立つ日)だったのかもしれません。

とあるバス停に停まると、ハルモニ・ハラボジたちがど~~っと乗ってきました。

この騒々しい声を録音する目的だったのですが、ちょうど選挙運動展開中で

期せずしてこんな動画になりました。

候補者や運動員がバス停に停車中のバスに乗り込んできて、候補者名の入った

印刷物を配るなんて!

選挙運動も、ところ変わればです。

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