・美味@韓国

◆三江酒幕(삼강주막 サムガンチュマク)  

私の旅、一冊の本から始まることがよくあります。

5月末の三江酒幕(삼강주막 サムガンチュマ)もそのケースでした。

X97889591344102010年に出たこの『막걸리 넌 누구냐?』と

いう허시명著のマッコリに関する本を読ん

で以来、行ってみたい場所の一つになった

三江酒幕、慶尚北道は醴泉郡豊壤面

三江里に位置しています。

早朝にソウルを発って10時過ぎには醴泉

バスターミナルに到着。

市内バスで、これまた行ってみたいお寺

だった醴泉の龍門寺へ。ここでお宝shinecrownshine

を拝見してバスターミナルに戻る。

さて、いよいよ三江酒幕に向かいます。

が、バスが出たばかりで、次のバスは16時。

このときの時刻、まだ15時半にはなっていなかったような…

お寺からバスターミナルに戻って、すぐにバスの時間を

確認すればよかったのにと思っても後の祭り。

その間、何をしていたかと言うと、路面工事中だった駅前交差点に面白い動きをする

工事車両がいて、それを眺めていた(私は子どもか?happy01

あまりに面白くてついつい見入ってしまったけれど、あれこそ動画に収めるべき

だったなぁ。

お日様sunは照りつけるわ、地面からの照り返しはきついわで、工事の見学は途中放棄。

駅舎の中は涼しいかしら?と醴泉駅へ。

待合室には数人のお客さんと荷物が…。

リュックから覗いている野菜。その他に透明なビニール袋にぎっしり詰まった葉物。

醴泉五日市で買ってきたんだろうな~。うらやましいな~。

と、そこへ、まもなく列車が到着しますとのアナウンスが流れる。

釜山行きのムグンファ号(慶北線)が入ってきたのを、動画に収めつつ、お見送り。

このあと、駅のトイレを拝借して、いざ!三江酒幕へと思ったときに、

バスは行った後だということが分かったのでした。

そして、あの釜山行きのムグンファ号を見送ってる場合じゃなかったことにも

気が付いて愕然(ノд・。)

あれに乗って龍宮駅まで行くという方法もあったのに…。

こうなれば、時間の節約にはタクシーを使うしかありません。

幸いにもバスターミナルの建物にくっ付いた形で、タクシー運転手の待機所が

設けられているくらい、タクシーはずらりと並んで客待ちをしていました。

疾走するタクシーから車窓の風景を眺めていると、途中で住居表示が隣接している

「聞慶市」になったり、、また「醴泉郡」に戻ったり、まもなく目指す三江酒幕に到着です。

ペットボトルのお茶を買うときにお話したターミナル内の売店のアジュンマは、

「タクシー代は2万ウォンぐらいかな~」と言っていましたが、結構な距離を走った

メーターの数字は3万800ウォン。

こういうときの常で、ドライバーさんは「3万ウォンでいいよ」と言ってくれました。

空車のままこの距離を戻るのだし、往復分請求されることも覚悟していましたので

やれやれでした(*^-^)。でもバスなら1,000ウォン程度で行けます(゚▽゚*)。

こうして、やっとたどり着いた酒幕。

さて、酒幕とは何ぞや?

小学館の朝鮮語辞典によれば、『(田舎の街道沿いにある)宿屋を兼ねた居酒屋』と

あります。古い時代を描いた小説や映画などにはよく登場する酒幕ですが、何しろ

実際に見たことはないわけで、私のもっていたイメージは、映画『西便制』の

最初のシーンに出てきた峠の酒幕でした。

1402572167351_2ここ三江酒幕は川辺にあります。

낙동강(洛東江)、내성천(乃城川)、

금천(錦川)、この三つの川の合流地点で

あることが三江の地名の由来です。

タクシーを降りると、ここに来る客目当ての

焼き栗屋さんのトラックがいて、試食の

焼き栗を一個もらいました。

ちょうど西日が、カ~~ッ、ジリジリと照りつけ、

熱々の焼き栗の気分ではなく、紙に包んでバッグに放り込んで歩き出す。

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予想していたより、はるかに広い敷地に

金弘道の酒幕の絵のような建物が何棟も

建てられています。

ここを訪れたのは5月27日火曜日でしたが

平日だというのに、結構、お客さんが入っ

ています。これも予想外でした。

何しろ、暑いっ!

さっそく冷たいマッコリをグビグビっと

行きたいところを、ぐっと堪えて、先ずは

写真を撮って回る。

敷地の外に出て、土手の上に立ち、

流れる川を眺めながら、この地が船着場として栄え、

本物の酒幕があった頃の風景や往来する人の

姿、飛び交う声なども想像してみる。

今ある建物は復元されたものです。

10年程前までは正真正銘の酒母・유옥연(ユ オギョン) ハルモニ(おばあさん)が

仕切っていたそうですが、残念ながら2005年89歳でこの世を去られています。

朝鮮時代から続く、いわば大韓民国最後の酒幕だった三江酒幕は、

新しく生まれ変わって、2009年から村人たちの手で運営されるようになり

今日に至っています。

慶尚北道 民俗資料134号に指定されてもいます。

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点在する建物の一つが厨房で、そのカウンターで注文し、計算も済ませ、

注文したものを受け取って好きな建物にセルフサービスで運んで楽しむ。

そんなスタイルです。建物内だけでなく、屋外にテーブルと椅子を並べて

もよし、外に設えられた평상(平床)で韓国スタイルを楽しむもよし。

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写真を撮り終えて、点在する建物、どこに落ち着こうかな~?と物色しながら

歩いていると、男性一人、女性二人の3人グループから

「ここに来て一杯飲んでいきなさいよ~」と、声が掛かりました。

ありがたいことです。

写真だけ撮って帰る人、と思われたのかもしれません。

どっこい、私だって「酒幕でマッコリ」を楽しみに、こんな辺鄙なところまで

やってきたのです。

「ちょっと待っててくださいね~」と返事をして、注文しに行きます。

何を注文するかは、韓国の方のブログでメニューを見て決めていました。
 

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↑삼강교(三江橋)

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ちょっとお洒落な(?)街路灯↑、これすっかりお気に入り。

我が家の玄関前に一本欲しいhappy01

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↓『주모 한 상 주이소』という名前のメニューですヽ(´▽`)/

주모は酒母(チュモ)。

バーやスナックのママさん、

喫茶店のママさん、なんて言い方をしますが、

酒幕のママさんは酒母(チュモ)と呼ばれますヘ(゚∀゚ヘ)。

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メニューというほどのメニューではありません(;´▽`A``

やかんのマッコリ5,000ウォン、白菜のジョン(チヂミ)3,000ウォン。

豆腐1丁3,000ウォン、トトリムッ(どんぐりの寄せもの)3,000ウォン。

それぞれ単品で注文も出来、これらのセットが『주모 한 상 주이소』な訳です。

주모~!と呼んで振り向かせ、目が合ったところで『한 상 주이소~!』と

慶尚道訛りで言う、こんな計画でしたが、計画は早々に脆くも崩れ…(笑)

なぜなら、주모(酒母)がカウンター前にいて、始めっから目が合ってますhappy01

『주모 한 상 주이소』の載ったドテっと重いお盆を持って、声を掛けてくれた

方たちのいるテーブルへ。

ご夫婦と奥様の友人の3人連れだったのですが、私が持っていったお盆を見た

ご主人、「3人でも1人でも量は一緒か~?」とhappy01

このセットメニューは14,000ウォン。

3,4人でも充分な量です。

セットだから割安な価格設定というわけじゃないところが、なんとも面白い。

統営以外の慶尚道で美味しい物を期待しちゃいけないといいますが、

ここの白菜のジョン(チヂミ)は美味しいです。

「独りマッコリ」の予定が、見ず知らずの方たちとの乾杯から始まったことも

よりいっそう美味に感じさせてくれたのかもしれませんが…。

50代のご夫婦でしたが、善山で衣料品店を経営していて、繁盛しているのだそうです。

この日は休業日というわけではないのだけれど、回龍浦観光に来て、そのついでに

三江酒幕に立ち寄ったのだと話されていました。

『막걸리 넌 누구냐?』によると、酒幕というのは酒代を払うとオマケで泊まることが

出来るというような書き方がされていました。

また朴景利の『土地』には、たとえ真夜中でも訪ねてくる人があれば

酒を提供しなければならないのが酒幕だ、というような表現がありました。

今現在、ここに泊まることは出来ませんが、酒幕の小さな建物には往時の雰囲気が

感じ取れる「사공숙소」や「보부상숙소」の看板が掛けられていて、かつては、

船頭さん(사공)の宿泊所と行商人(보부상)の宿泊所は、それぞれ別々の部屋が

割り当てられていたというこが分かります。

この日、善山からのご一行様と一緒にマッコリ御膳を楽しんだのは、

船頭さん(사공)の部屋でした。

縁側の上部にツバメの巣があって、ツバメさんの出入りが慌しい。

「日本にはツバメいないでしょ!ほらっ!写真、撮った!撮った!吉鳥だよ、吉鳥」と

賑やかで楽しい奥さんではありましたhappy01

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帰りは三江酒幕を18時に出るバスがあることを酒母に教えていただき

それに乗ってバスターミナルまで戻りました。

乗客はk_sarang一人だけ。

乗車時間は1時間15分ほど。

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この醴泉を走る市内バスの配色、前から見ても横から見ても

後ろから見てもやはり可愛いnote

三江酒幕を訪れる人のほとんどは自家用車利用のようです。

ということは、帰りは、みな飲酒運転(ノ∀`) アチャー

韓国、ここにも問題ありです^^;

韓国だけじゃなかった。

k_sarangにも大問題発生!

三江酒幕だけでも100枚ぐらいは撮っている画像を含む5月の旅の

すべてが入ったままのSDカードが見当たらないっ!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

というわけで、

この記事は、スマホでたまたま撮っていた画像のみで構成してみました^^;

全体の雰囲気が伝わらない画像ばかりなので、こちら などご参考に!

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◆本場で忠武キムパッを…

いつか本場で『忠武김밥(キムパッ)』を、と思いつつ生きてきた歳月の

なんと長かったことか…(笑)

その長い歳月の間に、いつしか忠武市は統営市になり…。

それでも『統営キムパッ』とは言わずに、あくまで『忠武김밥(チュンム キムパッ)』。

김밥(キムパッ)は、言わずと知れた韓国式海苔巻きのことですが、

にぎやかに具の入ったのではなく、ただの白いご飯だけを一口サイズに巻いた

シンプルなものに2種類のおかずが別添えされるのが、

『忠武김밥(チュンム キムパッ)』。

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『忠武김밥(チュンム キムパッ)』の食堂が、これまたたくさんあるのですが、

今回は『뚱보 할매 김밥집(無愛想なおばあさんの海苔巻き屋) 』のを味わってみました。

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↑老舗が2店舗、軒を連ねています。

サツマイモの島・欲知島から戻った日の夕方4時ごろに撮影したもの。

左側の方が『뚱보 할매 김밥집(無愛想なおばあさんの海苔巻き屋) 』。

統営も古い日本家屋が残っているところだそうです。

この『뚱보 할매 김밥집 』は新しい建物ですが、かつての日本家屋の佇まいを

そのままに建て替えたのだそうです。

前日の夕方、ここを通ったときに、そのことを地元の金某氏から聞いていました。

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(↑前日、夕方6時ごろの風景)

k_sarangが立って写真を撮っている場所は、『통영 문화마당 (統営 文化広場)』

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忠武キムパッのお店側からの眺めです↑。

白い小型の船舶が何隻も見えているように、ここは港で、グレーっぽい建物は

ナポリモーテル。ドラマか映画のロケに使われたようで、この辺のランドマーク的存在の

よう。

その向こうの小高い丘は、かつてのタルトンネが変貌を遂げた『トンピラン壁画村』。

白い小型船舶の並びには、こんな舟(亀甲船その他)↓が何隻もずらりと並んでいて、

内部の観覧も出来ます。

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信号を渡ってお店の方に向かいます。

2店とも、ガラス張りで中がよく見えます。どちらも、このときお客さんはゼロ。

右側の方の『‘元祖’ 3代続く忠武ハルメ(おばあさん)キムパッ』の店主らしき方と

目が合ってしまい、ちょっと気持ちが揺らぎましたが^^;、

『뚱보 할매 김밥집(無愛想なおばあさんの海苔巻き屋) 』の方へ。

「1人前持ち帰りたいんですが」と言うと、あらかじめきれいに包装済みの物を

2個ポンポ~ンと袋に放り込んで渡されました。

「一つの包みは海苔巻きで、もう一つはおかずなのネ」と思いました。

1万ウォン札を差し出すと、お釣りが1,000ウォンだけΣ(゚д゚;)

「1人前4,500ウォンではないんですか?」と問うと、

当然のように「お持ち帰りは2人前からです」という言葉が返ってきました。

日本人の感覚からすれば、それって最初に「1人前持ち帰りたいんですが」と

言ったときに聞きたい説明なんですけど…^^;

『本場で忠武キムパッを食す』は、今回の旅の課題の一つでもあるので

そのまま、おとなしく2人分を買って帰りましたが…^^。

無愛想この上ない2代目ミョヌリ(嫁)でしたhappy01

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↑買って帰った2人分の包み。

包装紙が、白に銀文字でおしゃれですhappy01

↓地マッコリも買って、ホテルの部屋で一人酒盛り、ではなく夕食^^

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2種類のおかずは大根のキムチとイカの和え物。

大根は角切りではなく、大きめの削ぎ切り。

一口目、「う~ん、こんなもんか」だった感想が

二口、三口と食べ進むほどに、その味の深さが分かってくる。

そして、ついつい箸が伸びる。

箸が、と書きましたが、普通サイズの3倍くらいはあろうかと思われる

長~い爪楊枝が4、5本添えられていました。

大根のキムチ、味がしっかり染みていて、それでいて古漬けっぽくはなく

なかなかイケます。

イカの和え物の方も、イカと어묵(魚肉の練り物)、それぞれの食感が楽しめます。

どちらも真っ赤ですが、見た目ほど辛くはありません。

地マッコリ、1本しか買わなかったことを後悔しつつの

統営2日目の夜でしたnight

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

忠武キムパッの由来が店内に貼られていました。

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(日本からの)解放直後である1947年、すべてが貧しかった時代に、

慶尚南道・固城出身の어두리(オ ドゥリ)ハルモニが、釜山⇔麗水航路の

中間寄港地であるこの港で、生計を立てるためにキムパッ売りを始めました。

初めは、家で普通のキムパッ(具を巻いたもの)を作り、旅行客の食事用に

売っていました。傷みが速くて捨てざるをえないものが多く、悩んだ末に

ご飯と具を別々にすることを考え出したのが、忠武キムパッの始まりでした。

その後、旅行客や船員たちの多大な人気を得るに至り、1981年、‘セマウル運動’の

盛りだった頃「国風’81」というイベントに参加し、一躍全国的に名を轟かせました。

商売が軌道に乗ると、周辺でも同じ方法で商売をする人が出始め、この頃から

忠武キムパッの名声が広まりました。

競争が激しくなるや、어두리(オ ドゥリ)ハルモニは他との差別化を図るために

非常な努力を重ね、誰にも真似の出来ない、辛いながらも淡白でコクのある

「大根キムチ」と、쭈꾸미(イイダコ)の和え物を開発しました。

独特な味の秘法はミョヌリ(嫁)にだけ伝授され、代を引き継いで盛業中であり、

類似商号の混乱対策として『뚱보 할매김밥』という商号(写真入り)で、

意匠及び商標登録をいたしました。

ありがとうございます。

                           素巖  金 秉 鎬

쭈꾸미(イイダコ)の入手困難な時季にはイカで代用

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◆統営で秋の珍味・銭魚(전어)を食す その2

その1からの続きです。

中央活魚市場に着きました。

↓中央の画像は「漢字が書けるぜっ!」の金某氏の知り合いの魚屋さん。

『統営水産』です。

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夕刻とあって、お魚さんたちの種類も数も少なくなっています。

幸いなことに、전어(コノシロ)が7、8匹、売れ残って待っていてくれました^^

전어の他に大きな魚も一匹買いました。

「이것도 맛 볼래?(これも食べてみる?)」と、金某氏が言ったからなのですが。

その魚の名前も聞いたのですが、忘れました^^;

(今度の旅からは録音機器も持参することにしますhappy01

『統営水産』の指示で、斜め向かいの『혜숙이네』という食堂に入ります。

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「어서 오세요!(いらっしゃいませ!)」と、お刺身を味わうためのあれこれを

運んできてくれた女性、この方が店名の혜숙さんだと思われますが、

何とこの方が私のことを「見たことがある」とおっしゃるのですw(゚o゚)w

こちらは、まったく憶えがないけれど…

「いつ、どこで、私を見ましたか?」と尋ねてみると、

「今日、ウチの犬dogの写真撮ってたじゃない?

コブクソンホテルのそばで…」と言われ、

あゝあの時の~と、思い当たりました。

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コブクソンホテルの前は運河です。

運河を眺めながら遊歩道を歩いていると、運河の上に張り出した形で広くなっている

部分があり、

その突端で、釣り糸を垂れている人がいました。

そしてすぐそばには、シートを敷いて飲食をしているご家族らしい集団が…。

「もしや、あれは、ネコcatでは?、近づいていったら

そこにいたのはネコではなくてワンちゃんで、

人の気配を感じたのか

くるっと振り向いて、頼りない歩き方でトコトコこちらにやってくるのです。

その顔は犬ではなくて、まるで子牛;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

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ほ~ら、ホルスタインみたいでしょhappy01

まるで、ネコのように足元にすり寄ってきたので、ぬいぐるみのように弄くってると、

男性の一人が声色を使って『나는 암소에요~(私は牝牛ですぅ)』と言ったものだから、

私は大ウケ(´,_ゝ`)プッ。

拍手喝采して、『암소야 アンニョ~ン(牝牛ちゃん バイバ~イ)』と、

その場を去ったのですが、ワンちゃんの顔の印象があまりに強烈だったせいか

人間様のお顔はまったく記憶に残りませんでした^^;

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確かにこうして画像を見てみると、食堂で見た혜숙さんに間違いありません。

それにしても、何という偶然でしょう。

2013年10月末現在の統営市の人口は139,764人だそうです。

この中の一人に、こんな形で2度も会うなんて…。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

さて、お刺身、お刺身…

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『統営水産』からお刺身が届き、焼いたのは『혜숙이네』食堂の基本のバンチャンと

思われます。

飲み物は地マッコリを、と思ったのですが、何と『혜숙이네』にはマッコリが置いてないweep

やむなくビールでbeer

お隣りのテーブルの女性2人も전어を楽しんでいました。

この方たちのテーブルにはアルコール類は見えません^^

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ところで、この中央活魚市場につきあってくれた金某氏ですが、勧めても勧めても

お刺身をまったく口にせず、焼き魚を突っつく程度で、焼酎ばっかり呑んでいるのです。

私が食べれる量なんて、たかが知れています。

こんな程度しか食べられませんでした↓。

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「実はオレ刺身が嫌いなんだよ」と、刺身にまつわる重大告白が…。

弥勒島で生まれ育った方ですが、陸地の「学校」に行っていたときの話しです。

(その「学校」が高校なのか大学なのか、聞きそびれましたが)

夏休みに同級生たちが島の家に泊りがけで遊びにきたときのこと。

お母さんが用意してくれた朝食が「お刺身」だったそうです。

お客様だから特別に、というわけではなく、‘朝食が新鮮な刺身’は当たり前の生活。

「その朝食を前にして、友人たちが何て言ったと思う?」と訊かれ、

「そりゃ~喜んだでしょうよ」と答えた私は単純でした。浅はかでした。

「朝から刺身なんて野蛮だ」と言って、刺身を食べなかった友人たちに

大きなショックを受け

親の職業(漁師)を恥ずかしく思ったり、島の生活を疎んだりした

青春時代の苦い思い出が、それ以来、刺身を受け付けなくさせたなど

想像も出来ませんでしたから。

金某氏の生まれ育った도남동(島南洞)は、日本強占期には廣山村という地名で

日本人の漁師たちがたくさん居住していたところだそうです。

------------オマケ---------------

『혜숙이네』食堂の『禁煙』の貼り紙です。

クリックしたら読めるサイズになるかな?

『99歳以下 禁煙』には、笑わせていただきました

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◆統営で秋の珍味・銭魚(전어)を食す その1

수륙 ⇔일운 自転車道路という海岸に沿って造られた遊歩道兼サイクリングロードで

穏かな美しい海と島々を眺めた後、自転車を返しにいくと、食堂を兼ねた

そのレンタサイクル屋さんでプチ宴会(?)をしていた男女3人が、

「まあ、ここに座ってビール飲みなさい」と、声を掛けてくれたので、

遠慮知らずのk_sarangのこと、即、仲間入り^^;

「年はいくつ?」

「何歳ぐらいに見えます?」

「う~ん。50代?」

「50代前半に見えるでしょ!!happy01

無理やり「うん」と言わせてから(笑)、みんなの年齢を訊くと、

3人は同い年で1957年生まれだそうな。

この方たちが、弟、妹か~^^

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それが判ってから、おもむろに本当の年齢を明かす^^。

好物の柿と牡蠣を肴にビールをご馳走になる。

あっ、セウカンとキムチもあったな。

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「俺は漢字が書けるっ!!」が自慢の右側の男性、

私のノートの1頁を漢字で埋め尽くす^^。

安宅船がどうの亀甲船がどうのと‘閑山島の戦い’を、

まるで自分の目で見たかのように話すのも、私にとっては面白い。

あまりにしゃべりまくるので、オレンジ色のジャンパーの女性に

たしなめられていましたが…。それでも、まだしゃべるわ、しゃべるわ^^;

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小一時間ここにいて、それから中央市場にお刺身を食べにいくことになりました。

4人で談笑中に、「統営で何が食べたい?」と訊かれ、

私が「멍게(ホヤ)ビビンバ」と答えると、

オレンジ色のジャンパーの女性が目を剥きeye、両腕で×を作って

「ホヤはダメっ!!ダメっ!!ダメっ!!」と言うのです。

「どうして?」と訊くと「今は季節じゃない。あれは春の物」

멍게って春のものだったのネ。知らなかったわ~^^;

昼間に通った刺身通りには、どこのお店にもホヤがあったというのに…

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今の時季のホヤと春のとでは、まるで味が違うのだそうです。

これで、統営の春の楽しみがまた一つ増えました。

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「では전어(コノシロ)にしましょうか」ということになったのですが、

「漢字が書けるぜっ!」の金某氏は、전어(コノシロ)にもこだわりがあるようで

「가을 전어(秋のコノシロ)と言うけれど、9月頃までのことで、今はもう骨が硬い」と。

「初めての統営での夕食、いったい私は何を食べたらいいの?^^;」

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↑17時40分ごろ、「漢字が書けるぜっ!」の金某氏は、

そろそろ暗くなりかけた海辺で、まだ言っています^^。

『もしも、ト・ヨ・ット・ミ・ヒ・デ・ヨ・シが、今ここに立ったなら血の涙を流すでしょう』と。

駐車していた車はここに放置したまま、タクシーを呼んで市場に向かいます。

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中央活魚市場に到着しました。

タクシー代を払おうとしたら、

「タクシー代は俺がもつから、刺身代はヌナ(お姉さん)が払え」

はっきりしててよろしい^^

しかし、ヌナと呼ぶわりには반말(ぞんざいな言葉)ですが…

-------------------- その2に続く -------------------

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◆珍島 紅酒(진도 홍주)

海割れでその名を知られる全羅南道の珍島。

けっして地の果ての辺鄙な島ではありません。

まるで島全体が、そのまんま「博物館」のようです。

考えてみれば、いや考えるまでもなく、人間の住むところ

みな、貴重で愛おしい歴史あり、「博物館」そのものなのかもしれない。

と、そんなことを思いました。

珍島に宿泊はせず、半日にも満たない短い滞在でしたが

思い出色々。

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その中のひとつ、珍島 紅酒(홍주 ホンジュ)

高麗時代初期から造られていたと伝えられる、色の美しいお酒です。

麦が材料だったり、米が使われたり、その両方が使われたりのようですが

たまたま買ったものには米が原料と記載されていました。

アルコール度数40度。

この美しい色の素は、さまざまな薬効をもつ「紫根」です。

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日本に持ち帰る物とは別にポケット瓶サイズのを1本買い求め

旅の最後の夜に試飲(?)してみました。

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マナニムレシピで、「これで最後の晩餐をしなさい」と

いただいたお手製のチーズと발우공양から持ち帰ったお料理あれこれを

안주(お酒のお伴)に、帰国前日の短い夜を締め括ったのでした。

画像を見ると、テーブルの上には覆盆子酒もありましたね^^

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珍島には、この紅酒を作る業者が数軒あります。

バスターミナル内でそれを買い求めました。

持っているお酒を見て、ソウルから来たという男性が

話し掛けてきました。

「紅酒は工場生産の物よりも、家醸酒の方がはるかに美味しいですよ」と。

それは、百も承知ですが、‘お酒を訪ねる旅’ではなかったので、

簡便にターミナル内で入手したのでしたが、

機会があれば、無形文化財に指定されている

ハルモニの醸す紅酒も味わってみたいものです。

珍島へ行ったのは2年前。

まだ封を開けていない1本が、手元にあります。

そのうち、珍島の思い出に浸りながら味わってみることにします。

さあて안주を何にしませうか?^^

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◆鶏龍 百日酒(계룡 백일주)

美味しいお酒、美味しそうなお酒、ありすぎて困る韓国です^^;

あまたある伝統民俗酒の中で、私が味わったことのあるものは

数少ないのですが、お気に入りの一つ、鶏龍 百日酒(계룡 백일주)

やっと登場です^^

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名前の通り、100日間醸して造られるのだそうです。

公州市の지복남氏が嫁ぎ先の秘伝を守り、50年以上造り続けてきたもので

技能保持者として忠清南道無形文化財第7号および国家指定名人4号に

指定されています。

現在は、もしかしたら、지복남(池福男)ハルモニの息子さんの代に

なっているかもしれません。

ほんの少々の小麦粉麹が使われているものの、

ほぼ「もち米」だけで醸されているのが特徴。

香り付けのための副材料が、またいい。

菊の花、五味子、紅花、在来種の松葉、つつじの花など。

甘味は蜂蜜。

滋養強壮効果はもちろんのこと、腰痛にも効き目あり。

血液サラサラ効果もあるそうな。

アルコール度数40度。

水で割ったりせずに、ほんの少量を口に含み、舐めるように味わうのが好み^^

先日、ぶりの照り焼きを作ろうとして、みりんを切らしていたのに気づき、

ちょっともったいないかなと思いながらも、「百日酒」をみりん代わりに

使ってみました。控えめな甘さで上出来^^v

これに味を占めて、昨夕はハムステーキにも、「百日酒」をドボドボと…^^

アルコール度数が高いのをすっかり忘れ、フライパンの淵から

ドボドボ注いだものだから、ボワ~~と火が上がってびっくりΣ( ゜Д゜)ハッ!

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ビールbeerぐびぐびの季節も終わり(?)

美酒bottleちびりちびりの季節到来です^^

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◆山寺の音楽会(瑞山 浮石寺)その2

ソウル南部ターミナルを11時20分に出たバスは、きっかり2時間後、

瑞山(ソサン)バスターミナルに着きました。

一つ前の記事で11時30分のバスと書きましたが、チケットの画像を確認すると

11時20分でした。またまたいい加減なk_sarangの記憶です^^;

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瑞山(ソサン)バスターミナルに到着後の最初の1枚はこんな画像でした↓。

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道端で「あけび」を売っているハルモニです。

季節とあって「あけび」を、この後もあちこちで見掛けました。

子どものころの郷愁にかられる物の一つなのですが、

旅先ゆえ、買うのは断念weep

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早速、浮石寺行きのバス乗り場へ。

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バスがやってきて、並んでいた先頭の人たちが乗り込んでいきました。

看月島へ行くときに乗った懐かしい乗り場ですが、乗る前に運転手さんに確認しました。

「浮石寺行きますか?」

「行きません」

そのやり取りを聞いていた若者二人。

私に話し掛けてきました。

「浮石寺いらっしゃるんですか?」

「はい」

「もしかして○○先生ですか?」

「いいえ^^;」

「じゃあ、招待されていらっしゃるんですか?」

「いいえ^^;」

これがきっかけでバスが来るまで話をしていたのですが、

この二人は高校生で、この日の音楽会のボランティアに行くところだったのでした。

音楽会の司会が、地元、瑞山高校の先生なので、その関係での動員なのでしょう

か。

韓国らしいなと思ったのですが、お寺のホームページ上に

ボランティア募集の記事が出たのは、日程的に随分と切羽詰ってからのことでした。

バスで浮石寺に向かう二人に、

「音楽会が終わった後、どうするの?お寺に泊まるの?」と、聞くと

「いいえ、先生の車で送ってもらいます」とのこと。

私はこの時点では「お寺に泊まろうかな?」と、考えていました。

浮石寺方面に行くバス、14時05分のがあり、

二人の男子高校生と一緒に乗り込みました。

「先生」と携帯で連絡を取っていたこの二人は、「先生の車に乗せていってもらうことに

なりましたから」と、きちんと挨拶をして、‘何とかアパート前’で降りていきました。

さて、今年の1月に行ったばかりなので見覚えのある浮石寺至近のバス停に着きました。

至近と言っても、ここから4、50分ほど歩かなければなりません。

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バスを降りると足元にどっかで見たようなポスターが…^^

浮石寺 山寺の音楽会 シャトルバス乗り場

1時から運行します と書かれています。

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おゝ何とありがたいサービスではありませんかhappy01

うろうろ歩き回って付近の写真を撮っているとき、東屋の中にいた男子中学生が

声を掛けてきました。

「もしかして浮石寺いらっしゃるんですか?それだったら、ここでお待ちになれば

車が来ますよ」と。

高校生も中学生も礼儀正しくて本当に清々しい。

↓の横並びの3枚の画像。

1枚目が、東屋とベンチとそして公衆トイレのあるバス停前のスペースです。

ここのベンチに、その男子中学生は座っています。3枚目になります。

真ん中の画像はシャトルバスではなく、観月島方面から来て

瑞山バスターミナルに向かう路線バスです。

停まったバスの窓から「お~い○○!そこで何してるんだ~?」と、

さっきの中学生に同級生とおぼしき男の子から声が掛かりました。

「今から家に帰るとこ」と答えた東屋のベンチにいた男子中学生、

私がバスを降りたとき、すでにそのベンチにいたし、それからも動く様子もなく

ゲームに興じているのか、読書してるのかは不明ながら、ず~~っとベンチに

座ったままです。

私はその子に背中を向ける位置のベンチで、また詩集を読み続けていました。

読むものは아해인修道女の詩集1冊しか持っていなかったので。

シャトルバスとやらは、いったいいつ来るのでしょう。

時々顔をあげて確認するのですが、バスが来る気配はありません。

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小一時間も経った頃、「あれにお乗りください」と、また男子中学生が

声を掛けてくれましたΣ(゚д゚;)。

「家に帰るとこ」と言いながら、「君はまだいたの?」って感じ(笑)

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シャトルバスと書かれていたので、マイクロバスバスかなんかを想像していたら

あまり大きくはないワゴン車でした。

しかも停まったのは立て看板のあったところとは全然離れた場所。

あの中学生が車が来たことを教えてくれなかったら、

永遠にあのベンチで詩集に読みふけっていたかもしれないワタシ^^;

助手席にはドライバーさんのお子さんであろう4、5歳くらいの可愛い女の子が

ちょこんと座っていて、後ろの席に先程の中学生が座り、続いて私が乗り込んで

乗客はこれだけです^^;

今年1月にお寺までの道を歩いて撮った写真は、軽く100枚は超えているはず。

この日‘シャトルバス’に乗せていただいて撮った写真は2枚だけ^^;

山寺の音楽会の横断幕↑の写真と、↓の一柱門(山門)。

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丹青(タンチョン 彩色)が施されていないのは、前に行ったときと同じですが

大きな変化がありました。

かっこいい字体の扁額が掛けられています。

車の中からなので、じっくり拝見できないないのは残念でした。

落款がありますが、どなたの書になるのでしょうか。

乗せていただいたワゴン車です。

降りてから前側にまわってみると、ハンドルの横に浮石寺と書かれた

小さな細い木の看板が置かれていますが、これじゃ目立ちません^^;

車体に音楽会の横断幕でも巻きつけて来て欲しかった(笑)

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瑞山バスターミナルで会って途中までバスで一緒だった

男子高校生二人は駐車場整理を担当していました。

境内に咲き乱れるコスモスに迎えられ、先ずは極楽殿にお詣り。

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そして、すぐお隣りの宗務所を訪ねて、予約はしていないけれど、

今夜1泊だけさせていただけるかどうか伺ってみました。

その答えがとっても韓国らしいというかありえないというか…^^;

テンプルステイしてる人たちがいるんだけど、その人たちがいつ帰るのか

把握していない。もし今日泊まらないで帰る人がいて部屋に空きがあれば

泊まれると思う。

で、それは何時ごろに分かるんでしょう?と問うと

音楽会が終わってみなければわからない。

終わった頃にまた来てみてください と。

終わったら10時。

その時間になって泊まれないと分かったのでは、打つ手がありません。

しかしこれが韓国流^^

50人、100人もの団体ならいざ知らず、たった一人の宿泊希望者を断るはずがないのも

また韓国流です。

と、勝手に確信し、何の心配もせず行動していたk_sarangでした^^。

音楽会にも、夕食の時間にもまだ早いので境内散策スタートです。

大きな鐘楼のすぐ隣り、山側に大きな建物、建築中でした。

何が出来上がるのでしょう?

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小さな鐘楼も、あのときのまんま佇んでいます。

鐘を3回撞いて、願い事をしたおかげで、こうして季節を変えて再び浮石寺を

訪れることが出来ました。心から感謝を捧げて境内散策続行です。

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↓の画像、真ん中の横顔が写っている方、瑞山市長さんです。

『안녕하세요 서산시장입니다』(こんにちは 瑞山市長です)と、

手を差し出されましたので、しかたなく握手しましたよ^^;

これが尋眞スニムの手ならいいのに…と思いながらネ( ´艸`)プププ

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4時半の夕食の時間まで、龍の尻尾のような細長い建物の縁側に腰掛け、

夕暮れていく風景を眺めていました。

眼下に細長く切れ込んだ浅水湾が見え、その手前のこんもりとした山が

時間の経過とともにシルエットがだんだんと濃くなっていくのです。

静かで美しい時間を楽しみました。

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すぐお隣りに座っていたご夫婦の奥様の方が、そ~~っと耳打ちするように

話しかけてきました。

「あの~ここで夕食がいただけるらしいんですが、場所をご存知ですか?」と。

「ええ知ってますよ。ご一緒しましょう」と案内したのがきっかけで、

この後このご夫婦と行動を共にすることになります。

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1月に昼食をご馳走になった供養間前にはテントが設営されています。

あのときにいた2匹のネコちゃんcatcatの姿はありませんでした。

大きなボールがデンと置かれ、トッポッキが入っていました。

これはおやつと言うか、前菜というか…^^

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夕食は5時からということで、トッポッキをほんの少しだけいただいて、

本格的(?)な夕食を待つ間、知り合ったばかりの方が

私の持っていた詩集を開いて朗読をしてくださいました。

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「これもいいわ」「あっ!これもいいわね」と、たくさんの詩を次々と朗読してくださって、

秋の夕暮れ、揺れるコスモスを眺めながら、もう2度とないであろう

山寺での至福の時間を過ごしたのでした。

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いよいよ夕食。

ご主人は場所を確保、私と奥様は長い列に並んで、配給(^^;)を待ちます。

供養間(향적당という名前があるらしい)の建物内部は、この日だけは来賓用で

一般の我々は外のテント、そのテントもテーブルも椅子も数少ないので、

それぞれ工夫しての夕食タイムです。

画像を縮小しようとして、初めて気がついたのですが、↑の画像、テントの中で

洗い物をしているのはさっきの男子高校生二人です^^

駐車整理担当だけじゃなかったのネ。

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ゲットした夕食です。

何しろ人数が多いので、普段のようにセルフサービスではなく、

信徒会の方でしょうか、盛り付けてくださいます。

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この日のメニューrestaurantは、ご飯、水キムチ、白菜キムチ、豆もやしのナムル、

ズッキーニのナムル、小さなジョン(チヂミ)、スライス大根で細切りの

生野菜をくるりと巻いたもの、茹で落花生。そして大根と豆腐だけのチゲ。

お寺ご飯としては品数も多く、とても豪華なのですよ。

(えっ!?これで?って思われる方もあるかもしれませんが…)

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地べたに、その辺に転がっていたプラスティックのケースを伏せてテーブルにし、

3人で囲みました。

私のトレーにだけ豆腐がないのに気付き、「あっ!豆腐がない」と大きな声で

独り言をいうと、ご主人が黙ってご自分の豆腐を私のトレーに移してくれました^^;

奥様が「うわ~!このキムチ酸っぱい」と言うと、ご主人また黙って奥様のキムチを

一切れ残さず自分のトレーに移し、代わりにナムル類を奥様のトレーに移動です^^

お寺ご飯をいただくとき、ご飯は半分か3分の1ぐらいに減らしていただくのですが

うっかり言い忘れた今回は、半分ほど残してしまいました。

おかずの中の可愛い一品、食事を終えた後、配膳台まで写真を撮りに行きました。

甘酢漬けのスライス大根に赤と黄色のパプリカの千切り、貝割れ菜とえのき茸を巻き

三つ葉で結んであります。

今度、これを作ってみようと思います。

大根と豆腐だけのチゲは真似っこしてみましたが、あのお寺の味は出せませんでした。

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食事を美味しくいただいて、音楽会の観客席の方へ移動中、

こんな方↓を見つけました。二人だけの素敵なレストランです。

こんな方法もあったか…^^

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この日、境内の島飛山茶苑は閉められていました↓。

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夜の音楽会に備え、3人でtoiletも済ませ、観客席に向かうと途中に

温かいお茶とほっかほかのお餅を配っているところがありました。

何と行き届いたサービスでしょう、デザートまで。

k_sarangの胃袋には、さすがにお餅の入るスペースはなく、持ち帰りましたが

生姜茶は美味しくてお替りまでいただきました。

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浅水湾が美しい夕焼けに染まったころ、音楽会の幕が開きました。

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P.S.

「家に帰るとこ」と言いながら‘シャトルバス’に乗ってお寺に来た中学生は

このお寺がなのです。

浮石寺では、事情があって親のない子を数人引き取って育てていらっしゃいます。

私がいかにもお寺参りをする人という服装だったので、バス停で声を掛けて

くれたのだろうと思いますが、きちんとした言葉遣いと心配りの出来るところをみると、

住持スニムと浮石寺家族の子育てがうまくいっている証拠だと感じました。

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◆作ってみたよ도리뱅뱅이

なんてったって見た目が可愛く、そして美味しかった도리뱅뱅이。

いったい誰が最初にこんなのを作ったんだろ?

これを初めて食したのはちょうど1週間前。

仕事が休みの今日、舌があの味を忘れないうちにと再現にトライしてみました。

オイカワfishは手に入らないので、子持ちししゃもで代用^^

見た目、お味ともまあまあに出来上がりました^^v

いかがでしょう?

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トッピングはニラですhappy01

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◆錦山 江辺ガーデン(금산 강변가든)

10月の旅、瑞山・浮石寺山寺の音楽会開心寺磨崖如来三尊像などを

訪れることと並んで、錦山인삼어죽(高麗人参入り魚粥)도리뱅뱅이

食するrestaurantことも楽しい目的の一つでした。

인삼어죽(高麗人参入り魚粥)は、5月に禮山で初めて食した어죽(魚粥)と同じ

淡水魚のお粥ですが、これに高麗人参が入ったもの。

ちょいとグレードアップした魚粥です^^

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お気に入りのおかずはこの2品。

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5月に魚粥を食したときは、お粥自体が辛いのに、

おかずも全部辛いものばかり^^;

お料理のセンスないな~と内心思ったのでしたが、

こんなふうに辛くなくて美味なものが添えられているとほっとします。

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お米、麺、すいとん入りなのは、禮山でいただいたものと一緒です。

上にど~んと高麗人参一本のっかった写真だかイラストだったかを、

どこかで見た記憶があるのですが

ここのはヒゲ根程度のものがちょろっと入っているだけでした。

でも、香りはぷんぷん♪

도리뱅뱅あるいは도리뱅뱅이、これは初めて聞く(見る)方が多いと思います。

可愛い音そのまんま『トリベンベンイ』で行きます^^

ほ~ら来ました! 『トリベンベンイ』

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フライパンにぐるりとお行儀よく並んでいるのは‘オイカワfish’だそうです。

見た目、可愛く、食感はカリっと、サクっと。

コチュジャンベースのソースの甘さと辛さの絶妙なバランス。

ネギがたっぷり添えられています。

魚とネギを混ぜて召し上がってくださいとのこと。

フライパンにへばりついている魚をお箸ではがしていると、

「こうした方が取りやすいですよ」とお店のお兄さんがスッカラ(スプーン)で

こそげるように取ってくれました。

ネギだけと思っていたら、何と高麗人参の細切りが混じっています。

う~ん、いい香り~~note

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予想をはるかに超える美味しさに、

昼間だというのに、女一人だというのに、

ついマッコリを注文しちゃいました^^;

ご当地の『人参マッコリ』

リュ・シオン似(?)のお兄さん、気を利かせたつもりか

『一杯だけ差し上げましょうか?』とおっしゃる。

私は、当然、瓶1本かハンアリ(甕)のつもりなのに…weep

女一人でそんなに飲めないだろうと、精一杯気を遣ってくださる

この食堂の姿勢が大いに気に入りました。

たった一杯の貴重な『人参マッコリ』が来ました^^;

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これらの美味しい肴を前にして、マッコリ一杯だけなんて

k_sarangにとって、まさに拷問です^^;

ここでは可愛く一杯だけにして、夜はソウルで呑みなおそうっと…happy01

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この食堂『江辺ガーデン』は、こんな美しい川辺の橋の畔にあります。

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30年の伝統、강변가든(江辺ガーデン)の看板が出ています。

お店の中の雰囲気は…

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韓国語のみのメニュー表も、日本語併記のメニュー表も価格は一緒で安心です。

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川海老の天ぷら、高麗人参の天ぷらなどを肴に

↑こんなお酒や↓こんなお酒も呑みたかったな~happy01

来年辺り、どなたかご一緒しませんか~?

『トリベンベンツアー』組みますよ^^

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実はこの記事のタイトル『江辺ガーデン』じゃなく、↑に見えている

『저곡식당楮谷食堂』になるはずだったのです^^;

錦山からわざわざタクシーcarで『저곡식당楮谷食堂』までと名指しで

行ったにもかかわらず、残念なことに、ここで食事をすることを拒否されましたweep

理由はお一人様だからでも、日本人だからでもありません。

さて何ででしょう?とクイズにしても、たぶん当たりっこないと思われることが理由です。

『食堂はウチだけじゃない、よそへ行け~』と怒鳴られた瞬間は、かなりショックでした。

10軒足らずの食堂が固まっている『人参魚粥村』の入り口に位置しているのが

『저곡식당楮谷食堂』で、いちばん外れにあるのが『江辺ガーデン』。

ショックを引きずりながら、村を彷徨い、たどり着いたのが『江辺ガーデン』なんて

言うと、誇張が過ぎますが…^^;

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実は『江辺ガーデン』でも、

『魚粥は二人以上じゃないとダメなんです。うんと手間が掛かるものですから』と

断られたんですが、すかさず『じゃあ2人前ください』と、さっさと上がり込みました^^

ただただひとえに、『人参入り魚粥』と『トリベンベンイ』だけのために、

瑞山→大田→錦山→楮谷里と、バスbusバスbusタクシーcarと乗り継いで

こんな辺鄙なところまでやってきたのです。

これで、ありつけなかった日には、悔やんでも悔やみきれないじゃありませんか(笑)

『しょうがないなぁあ~このアジュンマは…』という表情ありありだった

食堂のお兄さんも、結果的にはとっても良心的で丁寧な応対をしてくださいました。

ランチタイムにもまだ早過ぎるような時間にお邪魔してしまったのですが

今度はじっくり腰を落ち着けて呑みに行きたいなと思えるお店でした。

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空と水がきれいな印象の楮谷里。

村の入り口には桜並木がありました。

春爛漫の頃も素敵だろうなと思います。

restaurant 강변가든(江辺ガーデン)
        忠清南道  錦山郡 済原面 楮谷里 225
        충청남도  금산군 제원면 저곡리 225
telephone 041-752-7760

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◆어죽(魚粥)を食す

5月の旅、忠清南道は禮山(礼山)郡の大興面(대흥면)を歩きましたfootshoe

スローシティに指定されている村です。

歩いたものの、まったく歩き足りなかったので、また行こうと思っていますが^^;。

大興面(대흥면)は、韓国最大規模の貯水池である「礼唐貯水池」のほとりにあり、

ここで獲れる淡水魚を使って作るお粥「魚粥(オヂュ)」が、

有名な郷土料理です。

この日の昼食は、もちろん「魚粥(オヂュ)」。

韓国の方のブログで見つけた美味しそうな「「魚粥(オヂュ)」の食堂を

メモって行ったのですが、その食堂まで歩くと昼食が夜食になりそうだったので^^;

とりあえず「호반식당(湖畔食堂)」というところに入ってみました。

このときすでに昼食の時間をはるかに過ぎていて(15時30分頃)、

食事にありつけるかどうかさえ心配だったのですが、入ってみると、はたして客はゼロ。

何度か声を掛けて、やっと出てきてくれた店主(女性)に

食事が出来るかどうか尋ねると、

「ウチは定食とかはやってなくて、魚粥かメウンタンぐらいしかできませんが…」

まさに、願ったり叶ったり^^

この回の旅の目的の一つ「魚粥を食す」が、達成できそうです(笑)

誰もいない食堂の適当なところに座り、「魚粥(オヂュ)」が運ばれてくるのを待ちます。

来ました!待望の、「魚粥(オヂュ)」がhappy01

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魚は何が入っているか?

入っている野菜は何か?

質問して、テーブルに広げておいた小さなメモ帳に書き留めるpencil

붕어 새우 깻잎 대파

「うわ~外国人がハングルも書けるぅ~」と大喜びする店主^^

「魚粥(オヂュ)」、海の魚を使って作る場合と、川や湖で獲れた魚を

使って作る민물어죽があって、礼山の名物はもちろん淡水魚を使った

민물어죽になります。

この日、ここで食した「魚粥(オヂュ)」には、붕어(フナ)と새우(エビ)が

使われていました。

内臓を取り除いてから長時間煮込んだ魚を、ザルのようなもので漉すと

自然に骨はザルの中に残ります。

漉した魚の身とスープに、お米などを入れて煮込むと「魚粥(オヂュ)」の出来上がり。

味付けはコチュジャン、トウガラシ粉など。

お米など、と書きましたが、ここのお店のは

お米うどんすいとん炭水化物の三重奏note、いや3段攻撃と言うべきかhappy01

魚粥、地方によって、お米だけの場合あり、麺だけの場合もあり、さまざまなようです。

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フナは漉されているので、存在感がありませんが、

エビは姿のままで、たくさん入っていました。

これは嬉しかったです。

と言うのは、この日、ここに来る前に立ち寄った

同じ礼山郡内の삽교(挿橋)の五日市で

ザルの中でピチピチ飛び跳ねている淡水エビを見掛けたのです。

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買えないことが、とっても心残りでしたので、

「あの海老ちゃんたちが後をつけてきてくれたんだわ」と思いつつ

味わったのでしたhappy01

事前にチェックした韓国人の方のブログには

「국물이 예술이다 (スープが芸術だ~)」と感想が書かれていました^^

残念ながら、この日行った食堂は芸術の域には達してないな~と、

k_sarangの舌は感じましたhappy01

「국물이 예술이다 (スープが芸術だ~)」の食堂にも

いつか足を運んでみたいものです^^。

『湖畔食堂』、窓からは礼唐貯水池が見えます。

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예산군 대흥면 상중리 (礼山郡 大興面 上中里) 250-1

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